Solaris 9 4/04 インストールガイド

sysidcfg ファイルの作成

sysidcfg ファイルに一連のキーワードを指定すると、システムを事前設定できます。sysidcfg のキーワードと値の詳細は、sysidcfg ファイルによる事前設定を参照してください。

sysidcfg ファイルを作成する方法
  1. インストールサーバーで、テキストエディタを使って sysidcfg というファイルを作成します。

  2. 必要な sysidcfg のキーワードを入力します。

    sysidcfg のキーワードの詳細については、sysidcfg ファイルキーワードを参照してください。

  3. WAN ブートサーバーがアクセスできる場所に、この sysidcfg ファイルを保存します。

    このファイルを次のどちらかの場所に保存します。

    • WAN ブートサーバーとインストールサーバーが同じマシンに置かれている場合は、WAN ブートサーバーのドキュメントルートディレクトリの flash サブディレクトリにこのファイルを保存します。

    • WAN ブートサーバーとインストールサーバーがそれぞれ別のマシンに置かれている場合は、インストールサーバーのドキュメントルートディレクトリの flash サブディレクトリにこのファイルを保存します。


例 43–5 WAN ブートインストール用の sysidcfg ファイル

SPARC ベースのシステムで使用される sysidcfg ファイルの例を次に示します。このシステムのホスト名、IP アドレス、およびネットマスクは、ネームサービスを編集することにより、すでに事前設定されています。

network_interface=primary {hostname=seahag
                           default_route=192.168.88.1
                           ip_address=192.168.88.210
                           netmask=255.255.0.0
                           protocol_ipv6=no}
timezone=US/Central
system_locale=C
terminal=xterm
timeserver=localhost
name_service=NIS {name_server=matter(192.168.255.255)
                  domain_name=mind.over.example.com
                  }
security_policy=none