sendmail バージョン 8.12 (Solaris 9 オペレーティング環境に組み込まれている) で、以下の新機能を利用できるようになりました。
新しい構成ファイル、submit.cf
新しいコマンド行オプション
新規および更新された構成ファイルオプション
新しく定義されたマクロ
構成ファイルの作成に使用する新しいマクロ
新規および更新された m4 構成マクロ
新しいコンパイルフラグ
新しい配信エージェントフラグ
新しい待ち行列機能
LDAP の新しい使用方法
構成内で IPv6 アドレスを識別する方法
mail.local(1M) の変更
mailstats(1) の変更
makemap(1M) の変更
新しい保守ユーティリティ、editmap(1M)
以下の項目は、特に重要です。
RFC 2476 に従い、sendmail は、ポート 587 でメッセージ送信を待機するようになりました。この機能はバージョン 8.10 で追加されましたが、説明されていませんでした。
AutoRebuildAliases オプションは利用できなくなったため、/etc/mail/aliases に対する変更を有効にするためには newaliases を手動で実行する必要があります。 また、sendmail は setuid root ではなくなったため、newaliases を実行できるのは root だけになりました。
詳細は、『Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)』の「メールサービス (手順)」を参照してください。 メールサービスについて扱った一連の章では、メールサービスの概要、および設定と変更の手順について説明しています。 また、障害発生時の手順、関連情報、新機能の詳細などが説明されています。
sendmail バージョン 8.10 は、Solaris 8 4/01 オペレーティング環境ではじめて使用できるようになりました。 Solaris 9 オペレーティング環境では、sendmail バージョン 8.12 が利用可能になりました。