Solaris ボリュームマネージャは、ストレージ管理ツールを備えています。 このツールを使用すると、RAID-0、RAID-1、RAID-5 のボリューム、トランザクション (ロギング) デバイス、およびソフトパーティションの作成と管理が行えます。 Solaris ボリュームマネージャは、Solstice DiskSuiteTM のすべての機能を備えています。 また、Solaris ボリュームマネージャでは以下の機能も利用できます。
ソフトパーティション – 8 スライスという限界を超えて 1 つのドライブに多数のパーティションを作成できる
デバイス ID サポート – ディスクの移動や再配置が行われた場合でも、Solaris ボリュームマネージャの構成を維持する
ディスクのアクティブ監視 – サイレント障害を検出する
Solaris 管理コンソールベースのインタフェース – 機能強化されたストレージデバイスも、ほかの Solaris 管理作業で使用する管理インタフェースから管理できる
Solaris ボリュームマネージャ用 WBEM アプリケーションプログラミングインタフェース (API) – 任意の準拠ツールを使用して標準的な Solaris ボリュームマネージャ管理が行える
Solaris 9 リリースは、Solaris DiskSuite (SDS) を実行する既存のシステムを Solaris ボリュームマネージャにアップグレードする機能を、シームレスにサポートしています。 このアップグレードにより、構成に影響を与えたり、構成が変更されたりすることはありません。 ミラー化されたルートファイルシステムのアップグレードは、すべて自動的に行われます。
詳細は、『Solaris ボリュームマネージャの管理』を参照してください。