Solaris ボリュームマネージャの管理

例 — ファイルシステムとして使用されているボリュームの名前を変更する


# umount /home
# metarename d10 d100
d10: has been renamed to d100
(ファイルシステムが新しいボリュームを参照するように /etc/vfstab ファイルを編集する)
# mount /home

この例では、ボリュームの名前 d10 d100 に変更します。 d10 にはマウントされているファイルシステムが格納されているため、ボリューム名を変更するためには、このファイルシステムのマウントを解除する必要があります。 このファイルシステムのエントリが /etc/vfstab ファイル内に存在している場合は、そのエントリが新しいボリューム名を参照するように変更します。 たとえば、次の行を見てください。


/dev/md/dsk/d10 /dev/md/rdsk/d10 /docs ufs 2 yes -

上記の行を次のように変更します。


/dev/md/dsk/d100 /dev/md/rdsk/d100 /docs ufs 2 yes -

次に、ファイルシステムを再びマウントします。

既存のミラーやトランザクションボリュームが存在する場合、metarename -x コマンドでミラーやトランザクションボリュームを削除しても、そのボリュームを構成するボリュームのデータは保持できます。 たとえば、トランザクションボリュームの場合には、マスターデバイスが ボリューム (RAID 0、RAID 1、または RAID 5 ボリューム) である限り、そのボリュームのデータは保持されます。