Solaris スキーマは、共通モデルの拡張スキーマです。特に、Solaris オペレーティング環境で実行されている管理オブジェクトを記述するためのものです。
Solaris WBEM サービスをインストールすると、CIM スキーマと Solaris スキーマを形成する MOF ファイルがディレクトリ /usr/sadm/mof に置かれます。これらのファイルは、CIMOM の起動時に自動的にコンパイルされます。ファイル名の中に CIM_ 接頭辞を含む CIM スキーマファイルが、標準の CIM オブジェクトになります。Solaris スキーマは、標準の CIM スキーマを拡張し、Solaris オブジェクトを記述しています。Solaris スキーマを構成する MOF ファイルのファイル名には、Solaris_ 接頭辞が含まれます。
CIM スキーマおよび Solaris スキーマに関するドキュメントは /usr/sadm/lib/wbem/doc/mofhtml/index.html にインストールされます。