ここでは、doc.com ドメインのサーバーで使用する簡単な resolv.conf ファイルの例を示します。
; ; /etc/resolv.conf file for dnsmaster (sirius) ; domain doc.com nameserver 192.168.0.0 nameserver 192.168.0.1 |
このファイルの最初の行では、ドメイン名を次の書式で指定します。
domain domainname |
ここで、domainname は InterNIC (日本では JPNIC) に登録されている名前です。
ドメイン名の末尾にスペースまたはタブを使うことはできません。 ドメイン名の最後の文字を入力したら、必ずキャリッジリターンで強制改行してください。
2 行目には、サーバーを次の書式で指定します。
nameserver 192.168.0.0 |
以降の行では、スレーブ DNS ネームサーバーまたはキャッシュ専用ネームサーバー の IP アドレスを 1 つ以上指定します。リゾルバはこれらの行を照会して該当するアドレスを識別します。 各行の書式は次のとおりです。
nameserver IP_address |
IP_address には、スレーブ DNS ネームサーバーまたはキャッシュ専用ネームサーバー の IP アドレスを指定します。 リゾルバは、必要な情報が見つかるまで、ここに指定されている順番どおりにネームサーバーを探していきます。
BIND 8.3.3 では、DNS クライアントは IPv6 トランスポートを使用して IPv6 DNS サーバーに接続できます。 このような接続を有効にするには、resolv.conf ファイルの nameserver の後に、IPv6 アドレスを入力します。
IPv6 ネームサーバーを使用する /etc/resolv.conf ファイルの例を次に示します。
domain doc.com nameserver 2000::100:a00:20ff:de8a:643a nameserver 2000::55:a00:20ff:dec1:5ade nameserver 192.168.0.1 |
resolv.conf ファイルでは、ネームサーバーの IPv4 アドレスと IPv6 アドレスを任意に組み合わせて使用できます。