Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

/var/yp/securenets ファイル

/var/yp/securenets ファイルは、以前の NSKit リリースの場合と同様に、NIS サービスへのアクセスを制限するために使用されます。 このファイルが存在する NIS サーバーでは、ファイルに収められている IP アドレスのマシンおよびネットワークに対してのみ、問い合わせに答えたり、マップを提供したりします。 このファイルのフォーマットについては、securenets(4) のマニュアルページを参照してください。

securenets ファイルの例を次に示します。


255.255.255.10	 192.168.0.1
host    13.13.14.1
host    13.13.14.2

上記において、255.255.255.10 はネットマスクで、13.13.13.255 はネットワークアドレスです。 1 行目の設定では、ypserv はサブネットの 13.13.13.255 の範囲のアドレスにのみ応答します。

/var/yp/securenets ファイルのエントリを変更したときは、ypservypxfrd のデーモンを終了させて再起動をする必要があります。