Solaris オペレーティング環境では、コンパイル版の Berkeley Internet Name Domain (BIND) 8.3.3 を提供します。このバージョンの BIND には、BIND バージョン8.3.4 に組み込まれるセキュリティ上の修正が含まれています。コンパイルにあたっては、より多くのサイトのニーズを満たすように各種オプションを設定しました。 このコンパイル済みの BIND が要件に合わない場合は、公開されているソースコードから独自にコンパイルすることができます。
Solaris オペレーティング環境で提供される BIND バージョンのコンパイルでは、以下の選択が行われました。
「デフォルトのドメイン名」。 DNS ドメイン名が /etc/resolv.conf 内または LOCALDOMAIN
環境変数で設定されていない場合、libresolv() は DNS ドメイン名を NIS または NIS+ ドメイン名から引用します。
「ユーティリティスクリプト」。 BIND のユーティリティスクリプトは、今回の Solaris リリースには含まれていません。
「テストプログラム」。 BIND のテストプログラムである dnsquery および host は、今回の Solaris リリースには含まれていません。 これらのテストプログラムの目的は、nslookup と dig の目的と同様であるためです。
Solaris 9 リリースでは、named.boot ファイルは無視されます。