『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス: DNS、NIS、LDAP 編)』では、SolarisTM 9 オペレーティング環境のネームサービスおよびディレクトリサービスである DNS、NIS、LDAP の設定、構成、管理について説明します。 このマニュアルは、SolarisTM 9 リリースシステム管理マニュアルセットの一部です。
このマニュアルは、経験豊富なシステム管理者およびネットワーク管理者を対象としています。
このマニュアルは、Solaris のネームサービスおよびディレクトリサービスに関連したネットワークの概念を紹介するものであり、Solaris オペレーティング環境 のネットワークの基礎や管理ツールについては説明しません。
このマニュアルは、各ネームサービスに対応して複数の部分に分けられています。
パート I: ネームサービスとディレクトリサービスについて
パート II: DNS の設定と管理
パート III: NIS の設定と管理
パート IV: SunTM ONE Directory Server (以前の名称は iPlanetTM Directory Server) の構成
パート V: LDAP ネームサービスの設定と管理
『DNS and Bind』Cricket Liu および Paul Albitz 共著 (O'Reilly, 1992)、浅羽登志也/上水流由香監訳、アスキー出版社、1995 年
『Understanding and Deploying LDAP Directory Services 』Timothy A. Howes, Ph.D および Mark C. Smith 共著
LDAP ネームサービスに関する総合的な解説を提供することに加え、この本には、大規模な大学、大規模な多国籍企業、およびエクストラネットを備えた企業への LDAP 導入に関する有用なケーススタディが含まれています。
『iPlanet Directory Server 5.1 導入ガイド』。このマニュアルは、Solaris 9 Documentation CD に収められています。
このマニュアルでは、基本的な Sun ONE Directory Server 5.1 のインストール計画 (ディレクトリ設計、スキーマ設計、ディレクトリツリー、トポロジ、複製、およびセキュリティを含む) が説明されています。 最後の章では、簡単な配備に加え、世界中に存在する何百万ものユーザーをサポートする複雑な配備を行う際の参考になる、サンプルの開発シナリオを紹介しています。
『iPlanet Directory Server 5.1 管理者ガイド』
このマニュアルでは、Sun ONE Directory Server 5.1 の管理手順について説明しています。
docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING' |
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
このマニュアルでは、英語環境での画面イメージを使っています。このため、実際に日本語環境で表示される画面イメージとこのマニュアルで使っている画面イメージが異なる場合があります。本文中で画面イメージを説明する場合には、日本語のメニュー、ボタン名などの項目名と英語の項目名が、適宜併記されています。
このマニュアルでは、「x86」という用語は、Intel 32 ビット系列のマイクロプロセッサチップ、および AMD が提供する互換マイクロプロセッサチップを意味します。