多重定義されたデータを短縮すると、データを削減できます。同じエラーメッセージが複数回発生するプログラムの場合は、1 つの大域なデータを定義し、他のインスタンスすべてにこれを参照させると効率が良くなります。たとえば、次のように指定します。
const char * Errmsg = "prog: error encountered: %d"; foo() { ...... (void) fprintf(stderr, Errmsg, error); ...... |
この種のデータ削減に適した対象は文字列です。共有オブジェクトでの文字列の使用は、strings(1) を使用して調べることができます。次の例では、ファイル libfoo.so.1 内に、データ文字列のソートされたリストを生成します。このリスト内の各項目には、文字列の出現回数を示す接頭辞が付いています。
$ strings -10 libfoo.so.1 | sort | uniq -c | sort -rn |