名前 | 形式 | 機能説明 | 戻り値 | 使用法 | 属性 | 関連項目
#include <wchar.h>int iswctype(wint_t wc, wctype_t charclass);
iswctype() 関数は、ワイド文字 wc の文字クラスが charclass で示すクラスに等しいかどうかを検査し、TRUE または FALSE を返します。iswctype() 関数は、現在のロケールでの正しい文字コードに対応したワイド文字コード および WEOF に対して定義されています。引数 wc が関数のドメイン中に存在しない場合、実行結果は未定義です。charclass の値が正しくない場合、すなわち wctype(3C) を呼び出して得られた値でなかったり、カテゴリ LC_CTYPE に影響を与えるような setlocale(3C) の呼び出しが後で発生して charclass が不当になってしまった場合、実行の結果は不確定です。
文字クラスの検査結果が FALSE の場合は 0 が、TRUE の場合には 0 以外の値が返されます。
標準文字クラス名として予約されている 12 の文字列があります。
"alnum" | "alpha" | "blank" |
"cntrl" | "digit" | "graph" |
"lower" | "print" | "punct" |
"space" | "upper" | "xdigit" |
以下の表で、左側の関数と右側の関数は 等価です。
iswalnum(wc) | iswctype(wc, wctype("alnum")) |
iswalpha(wc) | iswctype(wc, wctype("alpha")) |
iswcntrl(wc) | iswctype(wc, wctype("cntrl")) |
iswdigit(wc) | iswctype(wc, wctype("digit")) |
iswgraph(wc) | iswctype(wc, wctype("graph")) |
iswlower(wc) | iswctype(wc, wctype("lower")) |
iswprint(wc) | iswctype(wc, wctype("print")) |
iswpunct(wc) | iswctype(wc, wctype("punct")) |
iswspace(wc) | iswctype(wc, wctype("space")) |
iswupper(wc) | iswctype(wc, wctype("upper")) |
iswxdigit(wc) | iswctype(wc, wctype("xdigit")) |
なお、次の関数と等価な isw*( ) 関数はありません。
iswctype(wc, wctype("blank"))
次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
MT レベル | 例外付き MT-Safe |
CSI | 対応済み |