Solaris 9 9/04 ご使用にあたって

USB 2.0 ホストコントローラを持つシステムがハングアップまたはパニックすることがある (5030842)

USB 2.0 ホストコントローラを持つシステムは、このリリースの Solaris を実行していると、頻繁にハングアップまたはパニックすることがあります。これらの問題は、NEC 製チップセットを搭載していない USB 2.0 デバイスに起因します。これらの問題が発生した場合、Enhanced Host Controller Interface (EHCI) に関連するエラーメッセージが生成されます。

回避方法: システムのハードウェア構成によって、次のいずれかを実行してください。


注 –

USB 2.0 ポートは 2 つのハードウェア構成要素で動作します。

x86 ベースのシステムには、OHCI 用のドライバと UHCI 用のドライバが存在します。SPARC ベースのシステムには、OHCI 用のドライバが存在します。したがって、SPARC ベースのシステムの場合、EHCI を無効にしても、OHCI を持つ USB PCI カードは動作します。また、x86 ベースのシステムの場合、EHCI を無効にしても、OHCI または UHCI を持つ USB PCI カードは動作します。どちらの場合も、EHCI を無効にしたポートに接続されている USB 2.0 デバイスは、USB 1.1 デバイスの速度で動作します。

自分の SPARC ベースのシステムで EHCI と OHCI が存在するかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

# prtconf -D

次の例のように、EHCI エントリは 1 つまたは複数の OHCI エントリの後に出力されます。


pci, instance #0 (driver name: pci_pci)
usb, instance #0 (driver name: usba10_ohci)
usb, instance #1 (driver name: usba10_ohci)
usb, instance #0 (driver name: usba10_ehci)