カスタム JumpStart では、あらかじめ作成したプロファイルを使って、複数のシステムのインストールやアップグレードを自動的にかつ同時に行うことができます。プロファイルには、どのようにソフトウェアをインストールするかを定義します。さらに、インストール前とインストール後に実行する作業を、シェルスクリプトを使用して指定することができます。システムのインストールまたはアップグレードにどのプロファイルとスクリプトを使用するかを選択できます。カスタム JumpStart は、指定されたプロファイルとスクリプトに従ってシステムのインストールやアップグレードを行います。
Solaris オペレーティング環境に関する知識を持っていて、複数のシステムをインストールする必要がある場合には、カスタム JumpStart が最適であるかもしれません。インストールするシステムが 2、3 台だけの場合には、このインストール方法が最適であるとは限りません。カスタム JumpStart 環境の作成に時間がかかる可能性があるからです。オペレーティング環境に関する知識を持っていない場合や、少数のシステムのインストールを行う場合は、Solaris Web Start インストールプログラムを使用してください。
詳細は、第 26 章「カスタム JumpStart インストールの準備 (作業)」を参照してください。