Solaris ボリュームマネージャ構成を保守するために、状態データベースの複製を削除しなければならない場合があります。 たとえば、ディスクドライブを交換する場合には、Solaris ボリュームマネージャがエラーと認識しないように、ドライブを取り外す前に状態データベースの複製を削除します。
次のどちらかの方法で状態データベースの複製を削除します。
Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「状態データベースの複製 (State Database Replicas)」ノードを開いて、存在するすべての状態データベースの複製の状態を表示します。 次に、削除する複製を選択してから「編集 (Edit)」、「削除 (Delete)」の順に選択して複製を削除します。 詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
次の形式の metadb コマンドを実行します。
metadb -d -f ctds-of-slice |
-d は、状態データベースの複製を削除します。
-f は、複製が存在しなくても強制的に操作を実行します。
ctds-of-slice には、複製が格納されているコンポーネントの名前を指定します。
削除したい状態データベースの複製が格納されているすべてのスライスを指定する必要があります。 詳細は、metadb(1M) のマニュアルページを参照してください。
# metadb -d -f c0t0d0s7 |
この例では、スライスから最後の複製を削除します。
システム上にある最後の複製を強制的に削除するには、-f オプションを指定する必要があります。