すべてのデータの最新のバックアップを取っているか確認します。また、この操作にはルート権限が必要です。
「RAID 1 および RAID 5 ボリューム内のコンポーネントの交換と有効化の概要」と 「RAID 1 ボリュームの背景情報」を確認します。
次のどちらかの方法でサブミラーを交換します。
Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ボリューム (Volumes)」ノードを開き、ミラーを選択してから、「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択し、「サブミラー (Submirrors)」タブをクリックします。 画面の指示に従います。 詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
metadetach、metaclear 、metatinit、および metattach コマンドを使って、サブミラー全体を交換します。
次の例では、アクティブなミラー内のサブミラーを交換します。
新しいボリューム d22 の構成は、置き換えるコンポーネントによって異なります。 この例のように、連結で連結を置き換える場合は問題ありませんが、連結でストライプを置き換えた場合には性能が低下するおそれがあり、最適な置き換えとはいえません。
# metastat d20 d20: Mirror Submirror 0: d21 State: Okay Submirror 1: d22 State: Needs maintenance ... # metadetach -f d20 d22 d20: submirror d22 is detached # metaclear -f d22 d22: Concat/Stripe is cleared # metainit d22 2 1 c1t0d0s2 1 c1t0d1s2 d22: Concat/Stripe is setup # metattach d20 d22 d20: components are attached |
metastat コマンドを使用して、2 面ミラー d20 にサブミラー d22 があり、その状態が「保守が必要 (Needs maintenance)」であることを確認します。 この例では、サブミラー全体を削除し、作成し直します。 metadetach コマンドに -f オプションを指定して、障害のあるサブミラーを強制的にミラーから切り離します。 metaclear コマンドは、サブミラーを削除します。 metainit コマンドは、新しいスライスからサブミラー d22 を再作成します。 metattach コマンドは、再作成されたサブミラーを接続します。これによって、ミラーの再同期が自動的に開始されます。
ミラーが1 面ミラーとなっている間は、データの冗長性が一時的に失われます。