Solaris ボリュームマネージャの管理

例 RAID 5 ボリューム

図 141 に、RAID 5 ボリューム d40 を示します。

最初に 3 つのデータチャンクがディスク A から C に書き込まれ、次にパリティチャンクがディスクD に書き込まれます。パリティチャンクは、最初の 3 つのチャンクの排他的論理和を取ったものです。 データチャンクとパリティチャンクをこのように書き込むことによって、データとパリティの両方が、RAID 5 ボリュームを構成するすべてのディスクに分散されます。 各ドライブは個別に読み取ることができます。 パリティ情報により、いずれか 1 つのディスクが故障しても、データの安全性が保証されます。 この例の場合、各ディスクの容量が 2G バイトであれば、d40 の合計容量は 6G バイトになります (ディスク 1 つ分の領域がパリティ用に割り当てられます) 。

図 141 RAID 5 ボリュームの例

複数のコンポーネントを結合し、パリティを採用した、RAID 5 ボリュームの例です。