Solaris ボリュームマネージャの管理

例 RAID 0 (ストライプ方式の連結) ボリューム

図 83 に、3 つのストライプを連結した d10 の例を示します。

最初のストライプは 3 つのスライス (A から C) から構成され、飛び越し値は16K バイトです。 2 つめのストライプは 2 つのスライス (D と E) から構成され、飛び越し値は 32K バイトです。 最後のストライプは 2 つのスライス (F とG) から構成されています。 このストライプには飛び越し値が指定されていないため、その前のストライプの飛び越し値 (32K バイト) が継承されます。 データチャンクはまず最初のストライプに順次、書き込まれます。このストライプが満杯になると、 チャンクは 2 つめのストライプに書き込まれます。 さらに、このストライプが満杯になると、チャンクは 3 つめのストライプに書き込まれます。 各ストライプでは、データチャンクが、指定された飛び越し値に基づいてインタリーブされます。

図 83 複雑な RAID 0 (ストライプ方式の連結) の例

複数のストライプが連結されて、大型の単一論理 RAID 0 ボリュームとして提示されています。