Solaris ボリュームマネージャの管理

ディスクセット

ディスクセットとは、論理ボリュームとホットスペアを含む物理的な記憶領域ボリュームの集まりのことです。 ボリュームやホットスペア集合は、そのディスクセット内のドライブだけで構成される必要があります。 ディスクセットに作成したボリュームは、物理スライスと同じように使用できます。

クラスタ環境では、ディスクセットの使用によってデータの可用性が向上します。 一方のホストに障害が発生しても、そのディスクセットを他方のホストが引き継ぐことができます (このタイプの構成は「フェイルオーバー構成」と呼ばれます)。 さらに、ディスクセットを使用することにより、Solaris ボリュームマネージャの名前空間の管理や、ネットワーク接続されている記憶装置へのアクセスが容易になります。

詳細については、第20章「ディスクセット (概要)」を参照してください。