Solaris ボリュームマネージャの管理

growfs コマンド

growfs コマンドは、サービスの中断やデータを失うことなく、UFS ファイルシステムを拡張します。 ただし、growfs コマンドが実行している間は、ボリュームへの書き込みアクセスはできません。 ファイルシステムは、それを格納しているスライスまたはボリュームのサイズまで拡張できます。

追加ディスク領域の一部だけを使ってファイルシステムを拡張する場合は、growfs コマンドに -s size オプションを指定します。


ミラーを拡張すると、ミラーを構成しているすべてのサブミラーに領域が追加されます。 同じように、トランザクションボリュームを拡張すると、マスターデバイスに領域が追加されます。 その後で RAID 1 ボリュームまたはトランザクションボリュームに対してgrowfs コマンドを実行します。 一般的な規則としては、ボリュームを構成するデバイスに領域を追加してから、トップレベルのデバイスに対して growfs コマンドを実行します。