「ディスクセットを使用するときの指針」を確認します。
次のどちらかの方法でディスクセットを作成します。
Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ディスクセット (Disk Sets)」ノードを開きます。 「アクション (Action)」、「ディスクセットを作成 (Create Disk Set)」の順に選択し、ウィザードの指示に従います。 詳細は、オンラインヘルプを参照してください。
コマンド行から次の形式の metaset コマンドを実行して、ディスクセットを最初から作成します。
metaset -s diskset-name -a -h -M hostname |
metaset コマンドが使用するディスクセットの名前です。
ディスクセットにホストを追加することを意味します。 Solaris ボリュームマネージャは、共有ディスクセットごとに 8 つまでのホストをサポートします。マルチオーナーディスクセットは、アプリケーションがサポートするホストの数によって制限されます。
マルチオーナーディスクセットを作成することを意味します。
マルチオーナーディスクセットは、Sun Cluster および Oracle9i Real Application Clusters で機能します。 Sun Cluster の互換性のあるリリースについては、http://wwws.sun.com/software/clusterを参照してください。
ディスクセットに追加する 1 つまたは複数のホストを指定します。 最初のホストを追加すると、ディスクセットが作成されます。 2 つめのホストはあとで追加できます。ただし、ディスクセット内のすべてのディスクが指定した hostname 内に存在しなければなりません。 hostname は、/etc/nodename ファイルに指定されている名前と同じでなければなりません。
詳細は、metaset(1M) のマニュアルページを参照してください。
metaset コマンドを実行して新しいディスクセットの状態をチェックします。
# metaset |
# metaset -s blue -a -h lexicon # metaset Set name = blue, Set number = 1 Host Owner lexicon |
この例では、blue という共有ディスクセットをホスト lexicon から作成します。 metaset コマンドは状態を表示します。 この時点ではディスクセットの所有者はいません。 ディスクセットにディスクを追加するホストがデフォルトで所有者になります。
# metaset -s red -a -M -h nodeone # metaset Multi-owner Set name = red, Set number = 1, Master = Host Owner Member nodeone Yes |
この例では、red というマルチオーナーディスクセットを nodeone というホストから作成します。 追加される各ホストは、このディスクセットのメンバーになります。 ディスクセットに最初にディスクを追加するホストがデフォルトでマスターノードになります。