Solaris ボリュームマネージャの管理

ProcedureRAID 1 ボリュームオプションを変更するには

手順
  1. すべてのデータの最新のバックアップを取っているか確認します。また、この操作にはルート権限が必要です。

  2. 「RAID 1 ボリュームオプションを変更するための背景情報」を確認します。

  3. 次のどちらかの方法でミラーオプションを変更します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ボリューム (Volumes)」ノードを開き、ミラーを選択し、「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。 画面の指示に従います。 詳細については、オンラインヘルプを参照してください。

    • metaparam コマンドを使ってミラーのオプションを表示および変更します。 たとえば、読み取りポリシーについて、ミラーを「round robin」から、「first」に変更する場合は、次のコマンドを実行します。


      # metaparam -r first mirror  
      

      ミラーオプションについては、「RAID 1 ボリュームのオプション 」を参照してください。 また、metaparam(1M) のマニュアルページも参照してください。


例 1113 RAID 1 ボリュームの読み取りポリシーを変更する


# metaparam -r geometric d30
# metaparam d30
d30: mirror current parameters are:
    Pass: 1
    Read option: geometric (-g)
    Write option: parallel (default)

この例の -r オプションは、ミラーの読み取りポリシーを geometric に変更します。



例 1114 RAID 1 ボリュームの書き込みポリシーを変更する


# metaparam -w serial d40
# metaparam d40
d40: mirror current parameters are:
    Pass: 1
    Read option: roundrobin (default)
    Write option: serial (-S)

この例の -w オプションは、ミラーの書き込みポリシーを serial に変更します。



例 1115 RAID 1 ボリュームのパス番号を変更する


# metaparam -p 5 d50
# metaparam d50
d50: mirror current parameters are:
    Pass: 5
    Read option: roundrobin (default)
    Write option: parallel (default)

この例の -p オプションは、ミラーのパス番号を 5 に変更します。