Solaris ボリュームマネージャの管理

RAID 0 ボリュームの削除

ProcedureRAID 0 ボリュームを削除するには

手順
  1. すべてのデータの最新のバックアップを取っているか確認します。また、この操作にはルート権限が必要です。

  2. このボリュームを本当に削除しても問題がないか確認します。

    ストライプまたは連結を削除し、そのボリュームの一部として使用されているスライスを再使用すると、ボリュームのすべてのデータが失われます。

  3. 必要であれば、ファイルシステムをマウント解除します。


    # umount /filesystem
    
  4. 次のどちらかの方法でボリュームを削除します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ボリューム (Volumes)」ノードを開きます。 「編集」、「削除」の順に選択してから、指示に従います。 詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metaclear コマンドを使ってボリュームを削除します。


      metaclear volume-name
      

      詳細は、次の例と metaclear(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 98 連結を削除する


# umount d8
# metaclear d8
d8: Concat/Stripe is cleared
(/etc/vfstab ファイルを編集します)

この例では、マウントされたファイルシステムが格納されている連結 d8 を削除する方法を示します。 ボリュームを削除する場合は、あらかじめファイルシステムをマウント解除する必要があります。 連結の削除が完了すると、そのことを示すメッセージが表示されます。 /etc/vfstab ファイルにこのボリュームのエントリがある場合は、このエントリを削除する必要があります。 これによって、存在しないボリュームにファイルシステムをマウントするのを回避できます。