名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 使用例 | 終了ステータス | 属性 | 関連項目
raidctl ユーティリティーは、LSI1030 HW RAID コントローラの RAID ボリュームを作成、削除、または表示します。
raidctl ユーティリティーには、基本ファイルシステムのアクセス権で制御される特権が必要です。特権を持つユーザーだけが RAID システム構成を操作できます。特権のないユーザーが RAID ボリュームを作成または削除しようとすると、コマンドは EPERM で失敗します。
オプションを指定しないと、raidctl は、すべての既存のコントローラに関して現在の RAID 構成を表示します。
次のオプションがサポートされています。
disk1 と disk2 を使用してミラーを作成します。disk2 の内容を disk1 の内容で置換します。disk1 と disk2 を標準的な形式 (たとえば、c0t0d0) で指定します。
RAID ボリュームを作成するとき、RAID ボリュームはディスクペアの最初のターゲット (disk1) の識別情報を前提とします。2 番目のターゲット (disk2) はシステムから消失します。このため、RAID ボリュームは 1 つのディスクとして表示されます。
RAID の作成時に、指定されたコントローラに RAID 構成がすでに存在している場合は失敗します。さらに、2 番目のディスクは、すべてのデータが消去されて、1 番目のディスクのデータで置換されるので、マウントしないでください。
disk1 として指定された RAID ボリュームを削除します。
disk1 を標準的な形式 (たとえば、c0t0d0) で指定します。
強制的に更新します。プロンプトは出力しません。
指定のコントローラ (controller) で動作するファームウェアを更新します。
システムの RAID 構成を一覧表示します。controller を指定した場合は、controller の RAID 構成が一覧表示されます。
論理 RAID ボリューム名を表示します。
RESYNCING (ディスクが同期している)、DEGRADED (RAID は機能を制限して稼動している)、OK (正常に稼動している)、または FAILED (機能していない) のいずれかの RAID ステータスを表示します。
RAID ディスク名を表示します。
OK または FAILED のいずれかのディスクステータスを表示します。
次のコマンドにより RAID 構成を作成します。
# raidctl -c c0t0d0 c0t1d0 RAID Volume 'c0t0d0' created |
次のコマンドにより RAID 構成を表示します。
# raidctl RAID RAID RAID Disk Volume Status Disk Status ---------------------------------------- c0t0d0 RESYNCING c0t0d0 OK c0t1d0 OK |
次のコマンドにより、RAID 構成を削除します。
# raidctl -d c0t0d0 RAID Volume 'c0t0d0' deleted. |
次のコマンドにより、コントローラのフラッシュイメージを更新します。
# raidctl -F lsi1030.fw 0 Update flash image on controller 0? (y/N): y Flash updated successfully |
以下の属性については、attributes(5) を参照してください。
属性の種類 | 属性の値 |
---|---|
Availability | SUNWcsu |