Solaris のシステム管理 (上級編)

サポートされていないプリンタの terminfo エントリを追加する方法


注 –

プリンタの terminfo エントリを作成する前に、まず、そのプリンタをサポートする既存の terminfo エントリがないことを確認してください。 そのためには、類似するプリンタがあれば、そのエントリを使用してプリンタを設定してください。


  1. プリンタサーバーにスーパーユーザーまたは lp としてログインするか、同等の役割になります。

  2. プリンタの terminfo エントリ名を決定します。

    /usr/share/lib/terminfo ディレクトリ内のディレクトリには、有効な terminfo エントリがすべて入っています。 それを参考にしてプリンタ名を選択してください。

  3. プリンタの terminfo エントリファイルを作成します。

    LP 印刷サービスに新しいプリンタを追加するために terminfo エントリ内で定義しなければならない項目については、表 7–2 を参照してください。 terminfo データベースの構造については、terminfo(4) のマニュアルページを参照してください。

    新しい terminfo エントリを作成しやすいように、infocmp コマンドを使用して既存の terminfo エントリをファイルに保存します。 これは、作成したいエントリに似た terminfo エントリがある場合に便利な方法です。 たとえば、次のコマンドで ps エントリを ps_cust ファイルに保存すると、新しい terminfo エントリになります。

    infocmp ps > ps_cust

  4. terminfo エントリをコンパイルして terminfo データベースに入れます。


    # tic terminfo_entry
    

    terminfo_entry

    作成した terminfo エントリファイル

  5. /usr/share/lib/terminfo ディレクトリ内で新しい terminfo エントリファイルをチェックします。