Solaris 9 9/05 ご使用にあたって

x86: 特定の ATA ハードディスクドライブを搭載したシステムが、Solaris 9 ソフトウェアのインストール後にリブートするとハングアップする

特定の ATA ハードディスクドライブを搭載したシステムに Solaris 9 ソフトウェアをインストールした場合、システムがハングアップします。インストールが完了した後でソフトリブートをしようとすると、システムがハングアップします。

この問題は、システムが搭載する ATA ディスクドライブが、T13 の ATA/ATAPI-6 仕様のデフォルト状態に戻す機能を、Ultra DMA モードに関して実装している場合に発生します。

このようなディスクドライブは、ソフトウェアのリセット後、この動作を無効にしないかぎり、Ultra DMA モードから Multiword DMA モードに戻ります。 この動作を無効にするには、SET FEATURES / Disable reverting to power-on to defaults コマンドを使用します。

この問題は、システム内の BIOS および ATA ハードディスクドライブの種類によって、次のいずれかの状態で発生する可能性があります。

回避方法: この問題を解決するには、次の手順を実行してください。

  1. ブート時にシステムがハングアップする場合は、電源を切った後で再度電源を入れ、システムの電源を再投入します。システムは正常にブートします。

  2. システムがブートした後で、システムにログインし、スーパーユーザーになります。

  3. テキストエディタを使用して、/platform/i86pc/kernel/drv/ata.conf ファイルを編集します。

    次の行を追加します。


    ata-revert-to-defaults=0;

ハングアップすることなく、システムがリブートします。