このマニュアルは、SolarisTM Bandwidth Manager 1.6 に含まれる C と JavaTM のアプリケーションプログラミングインタフェース (API) について説明しています。
Solaris オペレーティング環境は、SPARC と IA の 2 種類のハードウェア (プラットフォーム) で動作します。また、Solaris オペレーティング環境は、64 ビットと 32 ビットの 2 種類のアドレス空間で動作します。特別な章、節、注、リスト、図、表、例、またはコード例でない限り、このマニュアルの情報は両方のプラットフォームおよびアドレス空間に適用されます。
このマニュアルは、Solaris Bandwidth Manager と相互動作するアプリケーションを開発するプログラマを対象にしています。
第 1 章「概要」では、Solaris Bandwidth Manager に含まれるプログラミングインタフェースについて紹介し、使用例を示します。
第 2 章「Java インタフェースの使用」では、Solaris Bandwidth Manager に含まれる Java インタフェースの使用方法について説明します。これらのインタフェースのリファレンス情報は、JavadocTM 形式で提供されています。
第 3 章「C Statistics API の使用」では、Solaris Bandwidth Manager に含まれる C プログラミングインタフェースの使用方法について説明します。
第 4 章「C Statistics API のリファレンス」では、C API のリファレンス情報を示します。
『Solaris Bandwidth Manager 1.6 のシステム管理』は、Solaris Bandwidth Manager を使用してネットワーク帯域幅の管理システムを計画、構成、および管理する方法について説明しています。
Solaris Bandwidth Manager は、次に示すインターネット標準および提案中の標準にもとづいています。
RFC 2474 Definition of the Differentiated Services Field
RFC 2475 An Architecture for Differentiated Services
専門書を扱うインターネットの書店 Fatbrain.com から、米国 Sun MicrosystemsTM, Inc. (以降、SunTM とします) のマニュアルをご注文いただけます。
マニュアルのリストと注文方法については、http://www1.fatbrain.com/documentation/sun の Sun Documentation Center をご覧ください。
http://docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索をおこなうこともできます。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P-1 表記上の規則|
字体または記号 |
意味 |
例 |
|---|---|---|
|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
|
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
¥ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define ¥ XV_VERSION_STRING' |
ただし AnswerBook2TM では、ユーザーが入力する文字と画面上のコンピュータ出力は区別して表示されません。
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。