Solaris Bandwidth Manager 1.6 の開発

ba_enable_signal()

名前

ba_enable_signal() - シグナル機構を有効にします。

形式

#include <netinet/ba_stat.h>

	int ba_enable_signal (
		int signo
);

説明

ba_enable_signal() 関数は、ipqos モジュールがユーザープロセスにシグナルを直接送信するために使用するシグナル機構を有効にします。


注 -

signal(3C) ライブラリ呼び出しを使用する場合、2 つのシグナルが同時に送信されるとシグナルの一部が消失する場合があります。シグナルハンドラでは、シグナルハンドラから戻る前に保留状態のイベントをすべて処理するようにしてください。


引数

ba_enable_signal() 関数には次の引数を渡します。

signo

整数のシグナル値。signo の現在有効な値については、signal(5) のマニュアルページを参照してください。

戻り値

ba_enable_signal() 関数は、正常に終了した場合には 0、エラー時には -1 を返します。

エラー

ba_enable_signal() 呼び出しの際にエラーが発生すると、変数 ba_errno表 4-2 に示したエラーコードの 1 つに設定されます。