パネルは、いくつかのタイプのオブジェクトを持つことができます。図 2–2 に示すパネルには、各タイプのパネルオブジェクトが含まれています。
以下に示すオブジェクトは、すべてのタイプのパネルに追加できます。
アプレット
アプレットとは、パネル内にある小さな対話型のアプリケーションです (たとえば、図 2–2 の CD プレイヤー
)。 各アプレットには、マウスまたはキーボードから操作できる単純なユーザーインタフェースがあります。以下のアプレットは、デフォルトでパネルに表示される
ウィンドウリスト
: 開いている各ウィンドウを示すボタンを表示する。ウィンドウリストボタンをクリックすると、ウィンドウの最小化と元のサイズへの復元を行うことができる。ウィンドウリスト
は、デフォルトでデスクトップ下部のエッジパネルに表示される
ワークスペーススイッチ
: ワークスペースを表示する。ワークスペーススイッチ
を使用して、ワークスペース間を切り替えることができる。ワークスペーススイッチ
は、デフォルトでデスクトップ下部のエッジパネルに表示される
アプレットをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」を選択します。次のサブメニューの 1 つから、必要なアプレットを選びます。
アクセサリ
アミューズメント
インターネット
マルチメディア
ユーティリティ
ランチャー
ランチャーは、特定のアプリケーションを起動したり、コマンドを実行したり、あるいはファイルを開いたりします。図 2–2 に示す電卓アイコンは、電卓
アプリケーションのランチャーです。 ランチャーは、パネルまたはメニューにあります。ランチャーをクリックすると、そのランチャーに関連する操作が実行されます。
アプリケーション用に独自のランチャーを作成できます。たとえば、頻繁に使用するワードプロセッサアプリケーションのランチャーを作成して、アクセスに便利なパネル上にそのランチャーを配置できます。新しく作成したランチャーをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」-> 「ランチャー」を選択します。
あるいは、メニューからランチャーを追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」-> 「アプリケーション」を選択します。追加するランチャーをサブメニューから選びます。
メニュー
デスクトップのすべての機能には、メニューからアクセスできます。デフォルトのパネルにはメニューが含まれており、メニューとパネルを組み合わせて操作を実行できます。パネルからメニューを開くには、そのメニューを表すアイコンをクリックします。メニューパネルからメニューを開くには、そのメニューを表すテキストをクリックします。
パネルに追加するメニューは、矢印が付いたアイコンで表されます。矢印は、そのアイコンがメニューであることを示します。図 2–2 に示すアイコンは、「デスクトップ設定」メニューをパネルに追加したときに表示されるアイコンです。
GNOME メニューは、任意のパネルに追加できます。GNOME メニューをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」->「GNOME メニュー」を選択します。
引き出し
引き出しは、パネルに追加できるスライド機能であり、引き出しアイコンから開いたり閉じたりできます (図 2–2 を参照)。引き出しは、複数のアプリケーションを同時に実行している場合に、作業を整理するのに役立ちます。すべての同じ機能要素を 1 つの引き出しに入れ、その引き出しを任意のタイプのパネルに配置できます。
引き出しをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」-> 「引き出し」を選択します。
引き出しを開くには、その引き出しをクリックします。引き出しを閉じるには、もう一度その引き出しをクリックします。
ロックボタンとログアウトボタン
ロックボタンを使用して、画面をロックできます。図 2–2 のロックボタンアイコンは、ロックボタンを示します。Log Outボタンを使用して、セッションを終了できます。
ボタンをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」を選択します。その後、必要なボタンを選ぶことができます。