GNOME 2.0 システム管理 (Solaris 版)

X11 のネットワークトラフィックの低減

この節では、GNOME デスクトップで X11 のネットワークトラフィックを減少させる設定について説明します。

ネットワークトラフィックの少ないテーマを使用する

リモートディスプレイプロトコルは、ピクセルブロック内のピクセルがすべて同じ色の場合、そのブロック内のすべてのピクセルを転送しません。

X11 のネットワークトラフィックを減らすには、単一色を使用するウィンドウフレームテーマを使用します。つまり、次のいずれかのウィンドウフレームテーマを使用します。

テーマの変更方法については、CPU リソースをあまり必要としないテーマを使用するを参照してください。

メニュー上のアイコンをオフにしてネットワークトラフィックを減らす

メニュー上のいくつかの項目は、その項目の横にアイコンが表示されます。アイコンが別のファイルシステム上にある場合、この機能が原因で X11 のネットワークトラフィックが増大します。また、パネルがリモートホスト上で表示される場合も、 X11 のネットワークトラフィックが増大します。たとえば、Sun Ray サーバーでパネルを起動し、そのパネルを Sun Ray クライアント上で表示する場合です。

この機能を無効にする方法については、メニュー上のアイコンをオフにして CPU 使用率を減らすを参照してください。

ワイヤフレームモードをオンにしてネットワークトラフィックを減らす

ウィンドウを表示するアプリケーションがリモートホストで実行されている場合は、ワイヤフレームモードを使用すると X11 のネットワークトラフィックが減少します。

ワイヤフレームモードの詳細については、ワイヤフレームモードをオンにして CPU 使用率を減らすを参照してください。