Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition リリースノート


(Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition)

ここに記載されている情報は更新されている場合があります。 http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/ にアクセスし、最新版のリリースノートも参照してください。

注: Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の製品 CD (日本語) および Companion CD のボリューム名は以下のとおりです。
ja_studiose_5u1
studiose_5u1_companion

 
項目名 内容
A. はじめに リリースノートの概要と Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の紹介
B. 新機能と改良点 本リリースでの新機能と改良点
C. 制限事項 Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の使用上の制限事項
D. システム要件 サポートされているプラットフォーム上での、Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の最小構成のインストールに必要なハードウェア要件。
E. オペレーティングシステム、サーバー、データベース、ORB、バージョン管理システム このリリースでサポートされるオペレーティングシステムとその他のソフトウェア。
F. プラットフォーム Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の動作確認を行なったオペレーティングシステム。
G. インストール時の注意事項 『Sun ONE Studio 5 インストールガイド』の記載内容以外のインストールに関する一般的な情報。『Sun ONE Studio 5 インストールガイド』は、http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/ を参照。
H. モジュールに関する注意事項 個々のモジュールに関する一般的な情報と補足情報。
I. バグと問題 製品の機能に関係するバグと問題、およびその適切な回避方法。
J. ユーザー補助機能 Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition で提供するユーザー補助機能。
K. 関連マニュアル Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のマニュアル類の情報。
L. アップデートセンター Sun ONE Studio アップデートセンターに関する一般的な情報。
M. NetBeans[tm] オープンソースプロジェクト NetBeans オープンソースプロジェクトに関連する説明と Web アドレス。
N. 再配布可能ファイル この製品で提供される再配布可能なバイナリファイル。
O. Mobile Edition モジュール Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition で提供する Mobile Edition モジュールに関する情報。
P. 日本語版に関する注意事項 Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition を日本語環境で使用する場合のバグと問題、およびその適切な回避方法。

A. はじめに

このリリースノートは、Sun[tm] Open Net Environment (Sun ONE) Studio 5 update 1, Standard Edition についての最新情報です。Mobile Edution モジュールの情報も含まれています。

注: Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition を使用するには、Java[tm] 2 Software Development Kit, Standard Edition (J2SE[tm] SDK) のバージョン 1.4.1_02 以上が必要です。

Sun ONE Application Server 7

Sun ONE Studio 5 製品にバンドルされている Sun ONE Application Server 7, Update 1 は、開発者のみを対象とした製品で、実行環境での使用は想定されていません。

Sun ONE Application Server の現在のバージョン情報を得るには、次のように、コマンドプロンプトで asadmin version と入力します。

<s1studio-install-directory>/appserver7/bin/asadmin version

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition (Solaris 9 x86 プラットフォーム版)

Solaris 9 x86 プラットフォームに対応した Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition をダウンロードして、インストールすることができます。インストール方法については、製品の Web サイトのサポートプラットフォームページにある手順書を参照してください。

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition (Solaris 9 x86 プラットフォーム版) は、製品 CD にも含まれています。インストールを開始するには、製品 CD を挿入し、volstart スクリプトを実行してください。製品のインストールは、スーパユーザーで行う必要があります。

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition (Solaris 9 x86 プラットフォーム版) には、以下の制限事項が適用されます。

ナレッジベース

FAQ データベースにアクセスすると、さまざまな疑問に対する回答を検索することができます。このデータベースは蓄積を続ける動的な知識の集約であり、必要に応じて検索方法をカスタマイズできます。ナレッジベースと呼ばれるこのデータベースには、次の Sun ONE Studio 開発者ポータル (英語) からアクセスできます。

http://forte.sun.com/ffj/knowledgebase.html

互換性とアップグレード

初めて IDE を実行するときに、以前に使用していた IDE の設定をインポートすることができます。インポートできる設定には、プロジェクト固有の設定やグローバルオプションも含まれます。以前のリリースからの設定をインポートしない場合は、IDE はデフォルトの設定になります。「設定インポートウィザード」を使用すると、設定を確認しながらインポート作業を進めることができます。

NetBeans IDE バージョン 3.0、 3.1、 3.2、 3.3、3.4 から設定をインポートできます。 また、Sun ONE Studio (旧称 Forte for Java) ソフトウェアバージョン 2.0、3.0、4.0、4.1 からも設定をインポートできます。

NetBeans IDE リリース 3.2 以上、Sun ONE Studio 3.0 以上では、IDE の実行中に、ユーザーディレクトリの場所を確認することができます。「ヘルプ」 ->「製品について」を選択して「詳細」タブをクリックします。

以前の IDE の設定を Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition にインポートすることはできますが、Sun ONE Studio 5 の設定のすべてを以前の IDE にインポートすることはできません。

今後削除されるモジュール

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の後継のリリースにおいて、3 つのモジュール (JNDI、CORBA、RMI) が削除される予定です。これらのモジュールは、今後 Sun ONE Studio 製品として Sun ONE Studio アップデートセンターから提供されませんが、Sun ONE Studio 開発環境において、JNDI、CORBA、RMI の各機能のコードを記述することで、これらを開発することができます。

B. 新機能と改良点

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の改良点と新しい機能について以下に説明します。

Application Framework 2.1

本リリースの Sun ONE Studio 製品に、Sun ONE Application Framework 2.1 がバンドルされました。Sun ONE Application Framework は、J2EE 準拠の Web アプリケーションフレームワーク製品で、エンタープライズ規模の Web アプリケーション開発に役立ちます。Sun ONE Application Framework は、表示フィールド、アプリケーションイベント、コンポーネント階層、ページ単位の開発手法といった一般的な概念を統合しており、また、Model-View-Controller および Service-to-Workers パターンといった最新技術を取り入れています。

Sun ONE Studio に統合された Sun ONE Application Framework 2.1 により、RAD Web アプリケーションの生産性は飛躍的に向上します。Sun ONE Studio で提供される豊富な GUI ツールを使用し、長年の実績のある Sun ONE Application Framework 実行時フレームワーク、および業界標準の J2EE プラットフォームに基づいた、Web アプリケーション開発を視覚的かつ迅速に行うことができます。
Sun ONE Application Framework ツールセットは、拡張された強力なコンポーネントアーキテクチャをサポートします。

Sun ONE Application Framework 2.1 製品には、 Sun ONE Application Framework 2.0 リリースから、以下のような機能が追加されました。

J2EE

Web サービス

その他 IDE の変更点

バグ送付機能

バグ送付機能によって、Sun ONE Studio に関する問題 (Bug) のレポートや、改善案 (RFE: requests for enhancement) 、使いやすさに関する提案 (EOU: ease-of-use suggestions) などを、Sun Microsystems に送信することができます。

IDE のバグ送付ウィザードを開いて、各項目ごとの入力フィールドに入力し、HTTP または SMTP プロトコルのどちらかを使用してレポートを送信する方法を推奨します。 バグ送付ウィザードは、IDE から自動的に関連するデータを収集します。

IDE やウィザードが利用できない場合は、Web ブラウザでバグ送付の Web ページ (英語) を開き、ポータルを通してレポートを送ることができます。

ウィザードと Web ページは、両方ともバグ送付機能のオンラインヘルプと同様に IDE から利用することができます。

C. 制限事項

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の制限事項について説明します。

WSDL から作成された Web サービス のクライアント

WSDL ファイルから Web サービスを作成した場合は、その WSDL ファイルから作成されたクライアントは、その Web サービス上でオペレーションを実行できません。Web サービス上でオペレーションを実行できるクライアントは、その Web サービスをソースとして使用して作成する必要があります。

または、新たに作成した Web サービスから WSDL を生成して、それをクライアントのソースとして使用することができます。

D. システム要件

 

E. オペレーティングシステム、サーバー、データベース、ORB、バージョン管理システム

Sun ONE Studio 5, Standard Edition がサポートするオペレーティングシステム、サーバー、データベース、ORB、バージョン管理システムは次の表のとおりです。

# オペレーティングシステム アプリケーションサーバー Web サーバー Web ブラウザ VCS データベースサーバー、JDBC ドライバ、ORBs
1
Win2000 SP3 Sun ONE AS 7, SE、BEA WebLogic 6.1 SP4/7.0 SP2 Sun ONE Application Server 7 Update 1, SE、Tomcat 4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー Netscape 7.02
Internet Explorer 6
VSS 6.0、
CVS 1.11, ClearCase V2002 u2

Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9 

MS SQLServer 2000、JDBC-ODBC bridge/SQL Server 2000 ODBC ドライバ

Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ

DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ

VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2, ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB
2
Windows XP Professional SP1 Sun ONE AS 7, SE, BEA WebLogic 6.1 SP4/7.0 SP2 Sun ONE Application Server 7 Update 1,SE, Tomcat 4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー Netscape 7.02
Internet Explorer 6

 

VSS 6.0、
CVS 1.11、ClearCase V2002 u2

Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9 

MS SQLServer 2000、JDBC-ODBC bridge/SQL Server 2000 ODBC ドライバ

Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ

DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ

VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2、 ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB

3
Linux RedHat 7.2 Sun ONE AS 7, SE BEA WebLogic 6.1 SP4/7.0 SP2 Sun ONE Application Server 7 Update 1,, SE、Tomcat 4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー Netscape 7.02 CVS 1.11, ClearCase V2002 u2,

Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9 

Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ

DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ

VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2、 ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB

4
Solaris 9 SPARC® (32/64 ビット) Sun ONE AS 7, SE、BEA WebLogic 6.1 SP2/7.0 SP2 Sun ONE Application Server 7 Update 1, SE, Tomcat 4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー Netscape 7.02 CVS 1.11、ClearCase V2002 u2

Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9 

Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ

DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ

VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2、 ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB

5
Solaris 8 SPARC® (32/64 ビット)  Sun ONE AS 7, SE、BEA WebLogic 6.1 SP2/7.0 SP2
Sun ONE Application Server 7 Update 1, SE、Tomcat 4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー
Netscape 7.02 CVS 1.11、ClearCase V2002 u2

Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9 

Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ

DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ

VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2、 ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB

6
Solaris 9 x86 BEA WebLogic 6.1 SP2/7.0 SP2 Tomcat 4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー Netscape 7.02 CVS 1.11

Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9 

Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ 

DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ

J2SE 1.4 ORB

(Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition (Solaris 9 x86 プラットフォーム版) の制限事項を参照のこと)

F. プラットフォーム

注: Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition ソフトウェアには、J2SE SDK バージョン 1.4.1_02 以上が必要です。
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition は、以下のプラットフォームでテスト済みです。
  • Win2000 SP3
  • Windows XP Professional SP1
  • Linux RedHat 7.2
  • Solaris 9 SPARC (32/64 ビット)
  • Solaris 8 SPARC (32/64 ビット) 
  • Solaris 9 x86

マルチユーザープラットフォーム
   SunRay サーバー

G. インストール時の注意事項

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のインストールに関する補足情報を提供します。Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のインストール全般に関する情報は、『Sun ONE Studio 5, Standard Edition インストールガイド』を参照してください。このマニュアルは、http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/ で入手できます。インストーラ名の s1s5ses1s5u1se に読み替えてください。

Solaris パッケージ

Solaris システムで、Sun ONE Studio とともに Sun ONE Application Server をインストールする前には、Solaris システムに次のパッケージがインストールされていることを確認する必要があります。

SUNWpr version 4.1.2
SUNWtls version 3.3.2

これらの 2 つのパッケージに関する情報は、次のコマンドで表示できます。

pkginfo -l SUNWpr
pkginfo -l SUNWtls

2 つのパッケージが両方とも存在することが確認できたら、次のパッチがインストールされていることを確認してください。

Solaris 9 の場合 : 114049-03
Solaris 8 の場合 : 114045-02

システムに必要な上記 2 つのパッケージをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. NSS/NSPR Components の tar ファイルを、http://wwws.sun.com/software/download/app_servers.html からダウンロードします。
  2. その tar ファイル (nss_nspr.tar) を展開します。
  3. スーパーユーザーで次のコマンドを実行します。

    # cd <tar ファイルの展開場所>
    # pkgadd -d . SUNWpr SUNWtls

パッケージのインストールが完了したら、次のようにしてパッチを適用します。

Solaris 9 の場合: # patchadd -d 114049-03
Solaris 8 の場合: # patchadd -d 114045-02

: これらのパッチは、Solaris OS のそれぞれのバージョンで固有のものです。必ず、Solaris 9 システムには 114049-03 、Solaris 8 システムには 114045-02 を適用してください。

重要: SUNWpr および SUNWtls パッケージがシステムにすでにインストールされている場合は、パッチの適用を行うと次のエラーが表示されることがあります。

ERROR: This patch is incompatible with patch 114045-02 which has already been applied to the system... (このパッチは、システムに適用済みの 114045-02 パッチと互換性がありません)

この場合は、SUNWprSUNWtls の両パッケージを、pkgrm コマンドで削除し、前述の手順で再度インストールしなおす必要があります。

『The Sun ONE Application Server 7 Update 1 Installation Guide』(817-2169-10) の第 2 章「Solaris Patch Requirements」のシステム要件の節で、Solaris パッチに留意しなければならない理由と、SUNWpr および SUNWtls パッケージ、Solaris 8 の 114045-02 パッチ、Solaris 9 の 114049-03 パッチの (tar ファイルからの ) インストール方法が記載されています。

注: nss_nspr.tar ファイルには、 nss_nspr/README.txt が含まれています。このファイルには、『Sun ONE Application Server 7 Update 1 Installation Guide』の内容と同じ記述が含まれていますが、インストール以外の他の情報については省略しています。

Windows XP へのインストール

Microsoft Windows XP システムで、J2SE 1.4.1_XX を使用してインストールを行うと、以下の例外が発生することがあります。インストールは正しく行われますので、例外を無視してください。

java.lang.NullPointerException
at sun.awt.font.FontDesignMetrics.initMatrixAndMetrics(FontDesignMetrics.java:167)
at sun.awt.font.FontDesignMetrics.(FontDesignMetrics.java:160)
at sun.awt.font.FontDesignMetrics.(FontDesignMetrics.java:145)
at sun.awt.SunToolkit.getFontMetrics(SunToolkit.java:416)
at sun.awt.motif.MToolkit.getFontMetrics(MToolkit.java:331)
at com.installshield.wizard.awt.FlowLabel.paintImpl(FlowLabel.java:537)
at com.installshield.wizard.awt.FlowLabel.paint(FlowLabel.java:594)
...

アンインストール

Sun ONE Application Server を使用している場合は、Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition をアンインストールする前に、必ず Sun ONE Application Server が停止していることを確認してください。

H. モジュールに関する注意事項

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition 製品を構成する個々のモジュールに関する補足情報を提供します。

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition で使用するブラウザ
J2EE EJB ビルダー(EJB 初期化)
RMI、JNDI、CORBA
Web サービス
J2EE Web 層
Sun ONE Application Server

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition で使用するブラウザ

Microsoft Windows プラットフォームで Netscape 7 を使用している場合は、次のようにして Netscape 6 の設定を使用します。

  1. 「ツール」 -> 「オプション」を選択します。
  2. 「IDE 構成」-> 「サーバーと外部ツールの設定」-> 「Web ブラウザ」-> 「外部ブラウザ (Windows)」の順に選択します。
  3. 「DDE サーバー」プロパティを NETSCAPE6 に設定します。

J2EE EJB ビルダー (EJB 初期化)

EJB メニュー項目 (「追加 生成メソッド」など) を使用して生成メソッドやビジネスメソッドなどのメソッドを EJB に追加する場合は、IDE は必要なすべてのクラスとインタフェースでそのメソッド宣言を追加します。さらに、EJB インタフェースを直接編集して、新しいメソッドを入力すると、IDE は関連付けられているメソッド宣言を Bean クラスに追加します。

EJB ウィザードで新しい EJB を作成した後では、「エクスプローラ」ウィンドウで新たに作成された EJB ノードを選択する必要があります。

ただし、EJB にリモートインタフェースがあり、リモートインタフェース Java クラス名が EJB 名と同じ (デフォルト) の場合は、IDE では、この Java クラスノードが代わりに選択されるようになります。

この EJB ノードは選択されていないため、内部で完全には初期化されません。EJB インタフェースを編集し、新しいメソッドを追加する場合、EJB が完全に初期化されていないため、IDE は関連付けられたメソッドを Bean クラスに追加しません。

これを解決するためには、EJB が完全に初期化されていることを確認するために、EJB ノードを EJB ウィザードで作成した後に、その EJB ノードを選択します。

この問題は、EJB をローカルインタフェースだけで作成しているしている場合には起こりません。この場合は作成されるクラスはどれも EJB と同じ名前は持たないためです。

RMI、JNDI、CORBA

これらのモジュールは、Sun ONE Studio のインストーラではインストールされませんが、Sun ONE Studio アップデートセンターからダウンロード (nbm ファイル) 可能です。

Web サービス

再起動時の Tomcat サーバーへの配備の持続性

Web サービスの配備時、Tomcat Web サーバーへの配備は、一時的なディレクトリに対して行われます。このため、IDE の再起動時には持続性がありません。この一時的なディレクトリは、Sun ONE Studio の終了時に削除されます。

IDE の再起動後にそのアプリケーションを使用する場合は、使用する前にアプリケーションを配備して実行する必要があります。

Web サービス: XML オペレーション

XML オペレーションの機能は、非推奨となっています。

J2EE Web 層

サーバー情報。 Sun ONE Application Server および Tomcat サーバーは、両方ともこのリリースにバンドルされています。Tomcat サーバーは、Java Web Services Developer Pack (JWSDP) version 1.1 の Apache Tomcat サーバーから派生したものです。IDE は、Sun ONE Application Server を Web モジュール用のデフォルトのサーバーとして使用します。

Tomcat サーバープラグインと Sun ONE Application Server プラグインの違いは、次のとおりです。

  • 「実行」では構築・配備を行わない。 Web モジュール のターゲットサーバーが Sun ONE Application Server である場合は、IDE は「実行」の操作ではその Web モジュールの構築・配備を行いません。まず「配備」を行なってから、次に Web モジュールへの変更を反映するために「実行」を行います。また、「実行 (強制再読み込み)」の操作は Sun ONE Application Server に対して再読み込みを強制するものではありません。

  • HTTP モニターの配備を要する。Sun ONE Application Server で HTTP モニターを使用するには、まず HTTP モニターを配備する必要があります。 この手順については、HTTP モニターのオンラインヘルプの「Web アプリケーション用 HTTP モニターの配備」を参照してください。

  • PointBase は Tomcat プラグインでは自動的には統合されない。Web モジュールのターゲットサーバーが Tomcat サーバーの場合は、その Web モジュールが PointBase データベースにアクセスする際に、データベースドライバを Tomcat サーブレットコンテナが利用できるようにするために、次のいずれかの操作を行います。

    • ドライバを、Web モジュールの WEB-INF/lib ディレクトリにコピーする。

    • ドライバを内部 Tomcat サーバーに共有リソースとして追加する場合は、そのドライバを、s1studio-install-directory/jwsdp/common/lib ディレクトリにコピーする。
      なお、このディレクトリ内のファイルは、この IDE に関わるすべてのユーザー間で共有されます。

    • ドライバを外部 Tomcat サーバーに共有リソースとして追加する場合は、そのドライバを tomcat-install-directory/common/lib ディレクトリにコピーする。

    IDE で Sun ONE Application Server 7 をインストールした場合、PointBase ドライバは以下のディレクトリ内の pbclient42RE.jar ファイルに配置されます。

    s1studio-install-directory/appserver7/pointbase/client_tools/lib

    詳細については、Tomcat プラグインのオンラインヘルプの「Tomcat インストールプロパティの設定」にある、外部実行プロセスに関する説明を参照してください。PointBase サーバーの起動方法とデータベース接続の設定方法については、『Sun ONE Studio 5, Standard Edition インストールガイド』の「IDE でのデータベースの使用」を参照してください。

バージョン管理下の Web モジュールのマウントに関する特殊な制限。 Web モジュールソースがバージョン管理システム (VCS) 内にある場合、初期チェックアウトのため、リポジトリのルートに Web モジュールをマウントする必要があります。マウントしたら、相対マウントポイントを使用して、Web モジュールのルートに Web モジュールをマウントします。リポジトリのルートに対応するオリジナルの VCS ファイルシステムは、任意でマウント解除することができます。 詳細については、JSP/サーブレットのオンラインヘルプの「Web モジュールでの CVS の使用」を参照してください。

Sun ONE Application Server

Sun ONE Application Server インスタンスの起動に失敗したときは、JMS サービスの起動に失敗している可能性があります。 そのインスタンスに関する詳細を server.log で確認してください。

例 (Linux の場合): /var/opt/SUNWappserver7/domains/domain1/server1/log/server.log

MQ 用のサーバープロセスである Sun ONE MQ ブローカーは、デフォルトでは、 次の場所にそのインスタンスデータを保持しています。
Linux の場合: /var/opt/imq/instances/<ASdomain_name>_<ASinstance_name>

MQ ブローカーは、次のようなインスタンス名になります。
<ASdomain_name>_<ASinstance_name>

インスタンスに関するログは、次の場所に格納されます。
Linux の場合: /var/opt/imq/instances/<ASdomain_name>_<ASinstance_name>/log/log.txt

詳細は、以下の SunSolve の情報 8270 を参照してください。
http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/retrieve.pl?doc=fsunone%2F8270
http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/retrieve.pl?doc=fsunone%2F8270&zone_110=8270%2A%20

I. バグと問題

本リリースに関する既知の問題について説明し、回避策がある場合はその方法を示します。

一般的な IDE の問題
Sun ONE Application Framework 2.1
BEA WebLogic プラグイン
CORBA
インストール
国際化 (I18N)
J2EE アプリケーションクライアント
J2EE アセンブリ
J2EE EJB ビルダー
J2EE Web 層
JUNIT
RMI
Sun ONE Application Server とプラグイン
VCS(VSS, CVS, Clear Case)
関連マニュアルの記述訂正

一般的な IDE の問題

Sun ONE Studio 5, Standard Edition IDE の一般的な問題について以下に示します。

Sun ONE Application Framework 2.1

BEA Web Logic プラグイン

4863921 問題:Linux プラットフォームで Sun ONE Studio 5 IDE と WebLogic 6.1 SP4 を使用すると、 以下の例外が発生することがあります。

Please ensure that libmuxer library is in
:/home/rmv/bea61sp4/wlserver6.1/lib/linux
java.lang.UnsatisfiedLinkError: no muxer in java.library.path
at java.lang.ClassLoader.loadLibrary(ClassLoader.java:1344)
at java.lang.Runtime.loadLibrary0(Runtime.java:744)
at java.lang.System.loadLibrary(System.java:815)
at weblogic.socket.PosixSocketMuxer.(PosixSocketMuxer.java:186)
at java.lang.Class.newInstance0(Native Method)
at java.lang.Class.newInstance(Class.java:232)
at weblogic.socket.SocketMuxer.makeTheMuxer(SocketMuxer.java:192)
at weblogic.socket.SocketMuxer.getMuxer(SocketMuxer.java:144)
at weblogic.t3.srvr.ListenThread.run(ListenThread.java:233)

回避策: WebLogic Server 6.1 ノードの「追加ライブラリパス」に /lib/linux/i686 を追加してください。

CORBA

以下にその例を示します。

  1. エクスプローラの「実行時」タブで、「CORBA ネームサービス」ノードでコンテキストをバインドし、作成されたノードで「a」という名前のコンテキストと「b」という名前のオブジェクトをバインドします。
  2. オブジェクト「b」を右クリックし、「クライアントバインドコードをコピー」を選択します。
  3. Java ソースにペーストします。次のコードが追加されますが、
    String[] client_name_hierarchy = new String [] {"b", ""};
    次のコードが生成されるべきです。
    String[] client_name_hierarchy = new String [] {"a", "", "b", ""};

    オブジェクトがコンテキストのルートにバインドされている場合は、以下のコードが生成されます。

    String[] client_name_hierarchy = new String [] {};

    回避策: ソースエディタでコードを修正してください。

以下にその例を示します。

  1. 「CORBA」の「ServerMain」テンプレートを使用して Java ソースファイルを作成します。
  2. 作成された Java ソースファイルのノードを展開し、「ルートの POA」を選択します。
  3. 「ルートの POA」ノードのコンテキストメニューから「追加」->「子 POA」を選択し、 子 POA を作成します。
  4. 作成された子 POA ノードのコンテキストメニューから「追加」->「サーバント」を選択し、 サーバントを作成します。
  5. 子 POA ノードのコンテキストメニューから「カスタマイズ」または「プロパティ」を選択します。
  6. 「変数」プロパティの値を変更します。
  7. ソースエディタでソースファイルを確認します。
  8. 子 POA の変数は、プロパティ上で変更されているだけです。 変数は、サーバントが作成されるソース行上は変更されていません。 この問題は、子 POA の子のすべての種類で発生します。

インストール

国際化 (I18N)

国際化のバグについては、Sun ONE Studio ナレッジベースを参照してください。

J2EE アプリケーションクライアント

J2EE アセンブリ

J2EE EJB ビルダー

J2EE Web 層

JUNIT

RMI

Sun ONE Application Server とプラグイン

    1. エクスプローラの「実行時」タブで「サーバーレジストリ」ノードを展開します。
    2. Sun ONE Application Server 7 の「配備されているアプリケーション」ノードを展開します。
    3. アプリケーションを右クリックし、「配備の取り消し」を選択します。

VCS(VSS, CVS, ClearCase)

Web サービス

回避策: この例外は、使用しているアプリケーションサーバーのセキュリティポリシーが、 関連する Java システムプロパティの更新を許可していないことを示しています。 更新を有効にするには、使用しているアプリケーションサーバーのセキュリティポリシーファイルに、 以下のアクセス権を追加してください。

java.lang.RuntimeException: RegistryServerSevlet.initializeDB(...):
com.sun.xnode.XNodeException: aborting connection attempt.,
RegistryServerServlet.init(...): connection: 1, Database failed to connect
at com.sun.registry_server.server.RegistryServerServlet.initializeDB(RegistryServerServlet.java:710)
at com.sun.registry_server.server.RegistryServerServlet.init(RegistryServerServlet.java:93)

内部 UDDI レジストリサーバーが正しく起動されると、 IDE のエクスプローラの上にあるステータスフィールドに 「内部 UDDI レジストリサーバーを起動しました。」というメッセージが表示されます。 この例外は、UDDI レジストリサーバーサーブレットが要求を受け付け可能になっていても、 データベースサーバー Xindice の準備がまだ整っていない一時的な状態の時に発生します。

関連マニュアルの記述訂正

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の製品 CD (日本語) に含まれている『Sun ONE Application Framework チュートリアル』の内容に一部誤りがあります。以下の正しい内容に読み替えてください。 なお、正しい内容が記載されているマニュアルは、 http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/ または http://docs.sun.com/ から入手可能です。

J. ユーザー補助機能

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition で利用可能なユーザー補助機能について説明します。

マニュアル

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のマニュアル類は、ユーザー補助機能を持つ形式で提供しています (一部の機能は英語版でのみの提供となります)。これらのマニュアル類には、docs.sun.com の Web サイトで提供される Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のプログラミングガイド、インストールガイド、チュートリアルも含まれます。

オンラインヘルプマニュアル

IDE は、製品について理解しやすくするために、また製品を快適に使用するために多くのユーザー補助機能を備えています。各機能は以下のとおりです。

IDE のユーザー補助機能については、オンラインヘルプを表示して、目次の「ユーザー補助機能」の項目をクリックしてください。

ユーザー補助機能 - HTML ドキュメントのスタイルシートの変更

以下は、スタイルシートの変更方法に関するオンラインヘルプの補足情報です。

ほとんどのヘルプセットは、 modules/docs/locale/usersguide_ja.jar に格納されているスタイルシートを使用しています。 このため、このスタイルシートを変更すると、大部分のヘルプセットの表示にも変更が反映されます。例外は、データベーススキーマ、およびデータベースエクスプローラモジュールのヘルプセットです。これらは各々、dbschema_ja.jar および db_ja.jar に格納されているスタイルシートを使用します。

オンラインヘルプのスタイルシートを変更する手順は以下のとおりです。

1. IDE インストールディレクトリで、modules/docs/locale に移動します。

2. jar コマンド行ユーティリティを使用して、JAR ファイルを解凍します。

Microsoft Windows と UNIX システムでは、コマンドは次のとおりです。

jar xf jar-file

jar-file には、次のいずれかを使用してください。

  • usersguide_ja.jar - Core IDE ヘルプセットのスタイルシート
  • dbschema_ja.jar - データベーススキーマのオンラインヘルプ
  • db_ja.jar - データベースエクスプローラのオンラインヘルプ

jar コマンドはファイルのコピーを作成し、そのコピーを現在のディレクトリに書き込みます。 ディレクトリ構造は、アーカイブ内のパッケージ構造に従って作成されます。

3. 抽出された階層で、編集するスタイルシートがあるディレクトリに移動します。

  • Core IDE ヘルプセット - org/netbeans/modules/usersguide/ja
  • データベーススキーマヘルプセット - com/sun/forte4j/modules/dbmodel/docs/ja
  • データベースエクスプローラヘルプセット - org/netbeans/modules/db/docs/ja

4. テキストエディタで ide.css ファイルを開きます。ファイルを編集して保存します。

5. インストールディレクトリ内の modules/docs/locale に戻って、JAR ファイルを更新します。Microsoft Windows と UNIX システムでは、コマンドは次のとおりです。

jar ufv jar-file input-file

jar-file には、たとえば usersguide_ja.jar のように元の JAR ファイルの名前を使用します。
input-file には、次のいずれかを使用してください。

  • Core IDE ヘルプセットおよびデータベースエクスプローラヘルプセットの場合は org
  • データベーススキーマヘルプセットの場合は com

Solaris オペレーティング環境

Solaris オペレーティング環境では、ウィンドウのスタイル・マネージャを使用してウィンドウの動作を設定できます。IDE でニーモニックを使用している場合は、ウィンドウの動作は「クリックでウィンドウをアクティブに」を有効にする必要があります。
このオプションを設定しないと、ニーモニックが表示されない場合があります。

K. 関連マニュアル

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition 製品のマニュアル類について説明します。

マニュアル

以下に挙げる Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のマニュアルは、Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の製品 CD (日本語)、 http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/ または http://docs.sun.com/ から入手可能です。

注: Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の製品 CD (日本語) には、(*) のマニュアルは含まれていません。

オンラインヘルプ

オンラインヘルプは、IDE のメインウィンドウにある「ヘルプ」メニューから「内容」または「ヘルプセット」を選択してアクセスします。 「ヘルプ」メニューには、Sun ONE Studio の ホームページや、その他の参考になる URL へのリンクが記載されています。

プログラム例

Sun ONE Studio Developer Resources では、以下の場所でチュートリアルや例を提供しています。 http://forte.sun.com/ffj/documentation/tutorialsandexamples.html

Sun ONE Studio Developer Resources にある例やチュートリアルのサブセットは、IDE で利用可能です。

バグ情報の参照

Sun ONE Studio 5, Standard Edition のバグ情報のほとんどは、次の Java Developer Connection's Bug Parade で参照することができます。

http://developer.java.sun.com/developer/bugParade/index.jshtml

設定ウィザードでブラウザを選択する

設定ウィザードでは、ドキュメントや、Sun ONE Studio Developer Web Resources などの外部 Web サイトを閲覧するために使用する HTML ブラウザの種類を選択できます。Netscape や Internet Explorer などのブラウザがすでにインストールされている場合には、「Swing HTML ブラウザ」ではなく、「外部ブラウザ」を選択してください。Swing HTML ブラウザは、ドキュメントの閲覧用としてのみ設計されており、ほとんどの Web サイトを正常に表示できません。

L. アップデートセンター

アップデートセンター機能を使用すると、IDE を動的に更新できます。アップデートセンターに接続すると、IDE は新しいモジュールの有無と、すでにインストール済みのモジュールについて新しいバージョンの有無を調べます。新しいモジュールやアップデート版のモジュールが見つかった場合、必要なモジュールを自分で選択できます。選択すると、それらのモジュールがダウンロードされ、ユーザーの IDE にインストールされます。

注: Sun ONE Studio モジュールは、Sun ONE Studio アップデートセンターのフォルダから入手できます。

「アップデートセンターウィザード」では、アップデートセンターからモジュールをインストールしたり、システムにダウンロード済みのモジュール (.nbm ファイル) をインストールしたりできます。いずれの場合もインストールするモジュールは .nbm 形式です。

Sun ONE Studio アップデートセンターへの接続を選択した場合には、アップデートセンターへのログイン名とパスワードを入力する必要があります。アップデートセンターへのログイン名とパスワードを持っていない場合は、ウィザードで「アカウント保守」ボタンをクリックし、表示される指示に従って操作し、登録します。

ログイン名とパスワードを登録していない場合は、これらのフィールドが空欄のままでも接続できますが、利用できるのは無償のモジュールのみです。更新された他社製モジュールや Sun ONE Studio モジュールを入手するには登録が必要です。

アップデートセンターはこのログイン名とパスワードを使用し、さまざまな製品やモジュールに対するユーザーのアクセス資格を確認します。IDE は、ユーザーがアップデートセンターに接続すると、HTTP でログイン名とパスワードを送ります。Developer Resources Web サイトに登録してログイン名とパスワードを取得するときには、いくつか個人的な情報に関する質問がありますが、Sun からのメール等による連絡を拒否することができます。Sun のプライバシポリシーの詳細については、 http://forte.sun.com/ffj/feedback/sitefaq.html にある Developer Resources サイトの FAQ を参照してください。

ファイアウォールを通過するようにプロキシを設定する必要がある場合は、アップデートセンターウィザードの最初のページにある「プロキシ構成」をクリックしてください。

アップデートセンターのサーバーに接続しないで IDE のモジュールを更新する方法もあります。

IDE をオフラインで更新するには、次の手順を実行します。

  1. 更新するモジュールの NBM ファイルを手動でダウンロードします。
  2. メインウィンドウから「ツール」->「アップデートセンター」を選択します。
  3. ウィザードの最初のページで、「手動でダウンロードしたモジュール (.nbm ファイル) をインストール」トグルボタンをクリックします。
  4. ウィザードの指示に従って残りの作業を行います。

デフォルトの設定では、IDE は定期的に、アップデートセンターに接続して新しいアップデートの有無を検査するかどうかをユーザーに尋ねてきます。このプロンプトを表示する周期は変更できます。また、プロンプト自体をまったく表示しないように設定することもできます。

アップデートの検査を促すプロンプトの表示周期を設定するには、次のようにします。

  1. メインウィンドウで、「ツール」 -> 「オプション」を選択します。
  2. 「IDE 構成」->「システム」->「アップデートセンター」ノードを選択し、「検査周期」プロパティを設定します。

M. NetBeans[tm] オープンソースプロジェクト

Sun ONE Studio IDE は、http://www.netbeans.org の NetBeans[tm] オープンソースプロジェクトに基づいています。NetBean は、NetBeans IDE プラットフォームの利用を新しいクリエイティブな方法で促進する、コミュニティベースのプロジェクトです。開発者はだれでも、開発コミュニティによる開発コミュニティのための非常に強力なツールセットの作成を目的として、NetBeans IDE を拡張し、IDE の基盤であるフレームワークを改良するための活動へ参加することができます。

N. 再配布可能ファイル

この製品には、次の再配布可能なバイナリファイルが付属しています。

persistence-rt.jar
dbschema.jar
xerces.jar
cvslib.jar
TimerBean.jar
AbsoluteLayout.jar
sql.jar
standard.jar
jaxen-full.jar
jstl.jar
saxpath.jar
jato-2_1_0.jar

O. Mobile Edition モジュール

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition には、次の Sun ONE Studio, Mobile Edition モジュールがあります。

Mobile Edition モジュールの概要

Sun ONE Studio 5 の以下の各モジュールの特徴と、バグ情報について説明します。

以降、Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の Sun ONE Studio, Mobile Edition モジュールを形成するこれらのモジュールを、「Mobile Edition モジュール」と総称します

個々のモジュールを Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition に追加する方法については、Sun ONE Studio 5 Companion CD の me_modules/README_JA.html で説明しています。

Mobile Edition モジュールは、J2ME[tm] プラットフォーム用の CLDC/MIDP アプリケーションの開発をサポートし、効率化することを重点にカスタマイズされています。この IDE は、J2ME Wireless Toolkit の技術と Sun ONE Studio のプログラミング環境を組み合わせることによって以下を提供しています。

J2ME Wireless Toolkit の詳細については、『J2ME Wireless Toolkit Release Notes』を参照してください。ただし、一部の情報は該当しない場合があります。たとえば、KToolbar などのツールは Mobile Edition モジュールには組み込まれていません。

Sun ONE Studio 5, J2ME RetroGuard Integration モジュールによって追加される機能は次のとおりです。

Sun ONE Studio 5, JODE 統合モジュールによって追加される機能は次のとおりです。

Mobile Edition モジュールのシステム要件

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition がすでにインストールされている場合は、上記 4 つのモジュールのインストールに、さらに 45M バイトの領域が必要です。

Mobile Edition モジュールは、以下のプラットフォームでテスト済みです。J2ME, Wireless Toolkit 1.0.4_01 の動作を確認したプラットフォームについても、あわせて説明します。

注: Mobile Edition モジュールがサポートしているプラットフォームと、使用するエミュレータがサポートしているプラットフォームが異なる場合があります。Mobile Edition モジュールとエミュレータの両方が、使用するプラットフォームをサポートしているかどうか確認してください。

Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の Sun ONE Studio, Mobile Edition モジュールは次のプラットフォームでテスト済みです。これらのプラットフォームで使用することを推奨します。

以下のシステムでは、限られた範囲で動作を確認しています。

J2ME, Wireless Toolkit, version 1.0.4_01 は、次のプラットフォームでテスト済みです。これらのプラットフォームでのご使用を推奨します。

次のサポートされていないシステムにおいては、J2ME, Wireless Toolkit, version 1.0.4_01 は、限られた範囲で動作を確認しています。

Mobile Edition のバグと問題

注: 下記のリンクのうち、SunSolve 上に公開されているもの以外は、内容を表示するために Java Developer Connection へのログインが必要となります。

注: Mobile Edition モジュールは、単一ユーザーで使用するように設計されていました。複数ユーザーが同じ実行可能ファイルを同時にアクセスする場合にエラーが発生する可能性があります。 このため、Windows プラットフォームでは、この Mobile Edition モジュールを複数ユーザーで共有して使用することを推奨しません。


P. 日本語版に関する注意事項

一般的な問題


Sun ONE Application Framework 2.1


JSP


フォームエディタ


JUnit


バグ送付機能


Sun ONE Application Server プラグイン


Mobile Edition モジュール