Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition リリースノート
(Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition)
ここに記載されている情報は更新されている場合があります。
http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/ にアクセスし、最新版のリリースノートも参照してください。
注: Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の製品 CD (日本語) および Companion CD のボリューム名は以下のとおりです。
ja_studiose_5u1
studiose_5u1_companion
A. はじめに
このリリースノートは、Sun[tm] Open Net Environment (Sun ONE) Studio 5 update 1, Standard Edition についての最新情報です。Mobile Edution モジュールの情報も含まれています。
注: Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition を使用するには、Java[tm] 2 Software Development Kit, Standard Edition (J2SE[tm] SDK) のバージョン 1.4.1_02 以上が必要です。
Sun ONE Application Server 7
Sun ONE Studio 5 製品にバンドルされている Sun ONE Application Server 7, Update 1 は、開発者のみを対象とした製品で、実行環境での使用は想定されていません。
Sun ONE Application Server の現在のバージョン情報を得るには、次のように、コマンドプロンプトで asadmin
version
と入力します。
<s1studio-install-directory>/appserver7/bin/asadmin
version
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition (Solaris 9 x86 プラットフォーム版)
Solaris 9 x86 プラットフォームに対応した Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition をダウンロードして、インストールすることができます。インストール方法については、製品の Web サイトのサポートプラットフォームページにある手順書を参照してください。
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition (Solaris 9 x86 プラットフォーム版) は、製品 CD にも含まれています。インストールを開始するには、製品 CD を挿入し、volstart スクリプトを実行してください。製品のインストールは、スーパユーザーで行う必要があります。
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition (Solaris 9 x86 プラットフォーム版) には、以下の制限事項が適用されます。
-
Sun ONE Application Server 7, Update 1 はサポートされません。
インストール時にサポートされない旨のメッセージが表示されます。
- Sun ONE Studio 5, J2ME Wireless Toolkit 1.0.4.
はサポートされません。そのため、アップデートセンターから入手できる Mobile Edition モジュールは使用できません。
-
Sun ONE Studio CORBA モジュールでは、J2SE 1.4 ORB を使用できます。ただし、これ以外の ORB はサポートされません。現在 Sun ONE Studio 5 でサポートされている他の ORB や異なるバージョンも、x86 プラットフォーム版ではサポートされません。
- 汎用 VCS モジュール PVCS はサポートされません。
詳細は、 E. オペレーティングシステム、サーバー、データベース、ORB、バージョン管理システムを参照してください。
- ClearCase はサポートされません。
ナレッジベース
FAQ データベースにアクセスすると、さまざまな疑問に対する回答を検索することができます。このデータベースは蓄積を続ける動的な知識の集約であり、必要に応じて検索方法をカスタマイズできます。ナレッジベースと呼ばれるこのデータベースには、次の
Sun ONE Studio 開発者ポータル (英語) からアクセスできます。
http://forte.sun.com/ffj/knowledgebase.html
初めて IDE を実行するときに、以前に使用していた IDE の設定をインポートすることができます。インポートできる設定には、プロジェクト固有の設定やグローバルオプションも含まれます。以前のリリースからの設定をインポートしない場合は、IDE
はデフォルトの設定になります。「設定インポートウィザード」を使用すると、設定を確認しながらインポート作業を進めることができます。
NetBeans IDE バージョン 3.0、 3.1、 3.2、 3.3、3.4 から設定をインポートできます。 また、Sun ONE
Studio (旧称 Forte for Java) ソフトウェアバージョン 2.0、3.0、4.0、4.1 からも設定をインポートできます。
NetBeans IDE リリース 3.2 以上、Sun ONE Studio 3.0 以上では、IDE の実行中に、ユーザーディレクトリの場所を確認することができます。「ヘルプ」
->「製品について」を選択して「詳細」タブをクリックします。
以前の IDE の設定を Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition にインポートすることはできますが、Sun ONE Studio 5 の設定のすべてを以前の IDE にインポートすることはできません。
今後削除されるモジュール
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の後継のリリースにおいて、3 つのモジュール (JNDI、CORBA、RMI) が削除される予定です。これらのモジュールは、今後 Sun ONE Studio 製品として Sun ONE Studio アップデートセンターから提供されませんが、Sun ONE Studio 開発環境において、JNDI、CORBA、RMI の各機能のコードを記述することで、これらを開発することができます。
B. 新機能と改良点
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の改良点と新しい機能について以下に説明します。
Application Framework 2.1
本リリースの Sun ONE Studio 製品に、Sun ONE Application Framework 2.1 がバンドルされました。Sun ONE Application Framework は、J2EE 準拠の Web アプリケーションフレームワーク製品で、エンタープライズ規模の Web アプリケーション開発に役立ちます。Sun ONE Application Framework は、表示フィールド、アプリケーションイベント、コンポーネント階層、ページ単位の開発手法といった一般的な概念を統合しており、また、Model-View-Controller および Service-to-Workers パターンといった最新技術を取り入れています。
Sun ONE Studio に統合された Sun ONE Application Framework 2.1 により、RAD Web アプリケーションの生産性は飛躍的に向上します。Sun ONE Studio で提供される豊富な GUI ツールを使用し、長年の実績のある Sun ONE Application Framework 実行時フレームワーク、および業界標準の J2EE プラットフォームに基づいた、Web アプリケーション開発を視覚的かつ迅速に行うことができます。
Sun ONE Application Framework ツールセットは、拡張された強力なコンポーネントアーキテクチャをサポートします。
Sun ONE Application Framework 2.1 製品には、
Sun ONE Application Framework 2.0 リリースから、以下のような機能が追加されました。
- 新規モデルコンポーネント
- Bean アダプタモデル - Java Bean プロパティに適用するモデル
- カスタムモデル - 開発者が完成させる一般的な抽象モデル実装
- カスタム単純/データセットモデル - 開発者がカスタマイズ可能な具体モデル実装
- カスタムツリーモデル - 開発者が完成させる抽象ツリーモデル実装
- HTTP セッションモデル - HTTP セッションをバッキングストアとして使用するモデル
- JDBC ストアドプロシージャモデル - JDBC を使用する RDBMS 上でストアドプロシージャを実行するためのモデル
- オブジェクトアダプタモデル - 任意の複合 Java オブジェクトをカプセル化するモデル
- リソースバンドルモデル - ローカライズされている可能性のあるバンドルからリソースを提供するモデル
- 妥当性検査ハンドラ例外ハンドライベント/コマンド記述子
- 新規可視/不可視コンポーネント
- データ駆動型コンボボックス
- データ駆動型リストボックス
- データ駆動型ラジオボタン
- ファイルアップロード
- 検査テキストフィールド
- 検査テキスト領域
- コマンド
- 新規コマンドウィザード
- コマンド連鎖
- 組込みコマンド
- モデル実行コマンド
- ページ取得コマンド
- 転送コマンド
- ページ移動コマンド
- 取り込みコマンド
- リダイレクトコマンド
- JSP
- JSP テンプレートをサポート
- ページレットコンポーネント用 JSP ページレット (TiledView など)
- スタイルシート (CSS) のサポート
- 新規コンポーネントパレット
- ポイント & クリックによるページへのコンポーネントの追加
- Sun ONE Application Framework によって提供されてカスタム構築されたコンポーネントを含む、コンポーネントライブラリに渡された利用可能な可視コンポーネントの表示
- Sun ONE Application Framework によって提供されてカスタム構築されたコンポーネントを含む、コンポーネントライブラリに渡された利用可能な不可視コンポーネントの表示
- 現在のアプリケーション内で利用可能なアプリケーションレベルコンポーネントの表示
- 「Sun ONE Application Framework」作業スペースの追加
- 作業スペース内の共通の機能を任意にグループ分け可能
- 一連の製品群にカスタマイズ可能
- Web アプリケーションのインポート
- 既存の J2EE Web アプリケーションを Sun ONE Application Framework アプリケーションにインポートおよび変換することができます。どのような J2EE Web アプリケーション (Struts や他の種類の J2EE アプリケーションなど) でもインポートすることができます。
- 新規ドキュメント
- コンポーネント開発ガイド
- IDE ガイド
- 開発ガイド
- CVS または ClearCase を Sun ONE Application Framework アプリケーションと共に使用することができます。
J2EE
- J2EE アプリケーションで CVS と ClearCase が使用できるようになりました。
- Sun ONE Application Server が、J2EE リファレンス実装 (RI) サーバーに代わってデフォルトのアプリケーションサーバーになりました。
Web サービス
- セキュリティ (HTTP 基本認証および HTTPS-SSL セキュリティ) 、SOAP メッセージハンドラ、ステートフル Web
サービス、および添付ファイルのための JAX-RPC サポートが追加されました。
- kSOAP (複合データ型、MIDP テストクライアントの生成、妥当性検査) のためのワイヤレス統合が改善されました。
- Web サービスの WSDL から生成されるカスタム JSP タグライブラリを使用したテストクライアントが改善されました。
- ローカル UDDI レジストリのための Web コンテナとしての Tomcat サーバー構成がシームレスになりました。
その他 IDE の変更点
- JUnit モジュールが追加されました。
- サポートする Ant のバージョンが 1.5.1 に更改されました。
- 「エクスプローラ」のノードに対するドラッグ & ドロップ機能が利用可能になりました。
- 表明などの JDK バージョン 1.4 の機能のサポートが追加されました。
- フォームエディタに「元に戻す」、「再実行 」機能が追加されました。
- 「ソースエディタ」ウィンドウの Glyph Gutter によるパーサーエラーが強調表示されるようになりました。
- 「デバッガウィンドウ」のデザインが改善されました。
- IDE で「修正継続(HotSwap)」がサポートされるようになりました。
- IDE で XML スキーマと XSL 変換がサポートされるようになりました。
- IDE のソースエディタにツールバーが装備されました。
- インポート管理ツールでの Java クラスでのインポート操作が簡略化されました。
- IDEでコード補完データベース管理のカスタマイズが可能になりました。
- エクスプローラの Javadoc タブが廃止されました。
- Javadoc ツールで生成されるドキュメントのファイルシステムのマウントを可能にするために、「ツール」メニューに「Javadoc
マネージャ」が追加されました。
- 「表示」メニューに「Javadoc 索引検索」コマンドが追加されました。Web ブラウザでマウント済みの Javadoc ドキュメントの表示が可能になりました。
- 「実行」作業スペースが IDE から削除されました。
- すべてのタブに「閉じる」ボタンが付加されました。
- 以前のリリースの IDE にあった一部の機能が、このリリースで廃止されました。
- XML ツリーエディタ (持続性のパフォーマンスの問題のため。 31656 問題 を参照)。
- JDK バージョン 1.1 ツールデバッガ。JDK バージョン 1.4 ではサポートされていないため。
- Ant マニュアルと Ant の Javadoc。NetBeans アップデートセンターから Ant ドキュメントモジュールをダウンロードすることで、IDE
にこれらを追加できます。
バグ送付機能
バグ送付機能によって、Sun ONE Studio に関する問題 (Bug) のレポートや、改善案 (RFE: requests for
enhancement) 、使いやすさに関する提案 (EOU: ease-of-use suggestions) などを、Sun Microsystems
に送信することができます。
IDE のバグ送付ウィザードを開いて、各項目ごとの入力フィールドに入力し、HTTP または SMTP プロトコルのどちらかを使用してレポートを送信する方法を推奨します。
バグ送付ウィザードは、IDE から自動的に関連するデータを収集します。
IDE やウィザードが利用できない場合は、Web ブラウザでバグ送付の Web ページ (英語) を開き、ポータルを通してレポートを送ることができます。
ウィザードと Web ページは、両方ともバグ送付機能のオンラインヘルプと同様に IDE から利用することができます。
C. 制限事項
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の制限事項について説明します。
WSDL から作成された Web サービス のクライアント
WSDL ファイルから Web サービスを作成した場合は、その WSDL ファイルから作成されたクライアントは、その Web サービス上でオペレーションを実行できません。Web
サービス上でオペレーションを実行できるクライアントは、その Web サービスをソースとして使用して作成する必要があります。
または、新たに作成した Web サービスから WSDL を生成して、それをクライアントのソースとして使用することができます。
D. システム要件
次の表は、サポートされる各プラットフォームに最小構成でインストールするために必要なシステム要件を示しています。列には要件の種類、すなわちハードウェアシステム、メモリー、およびインストールに必要なディスクの空き容量を表示しています。行には、プラットフォーム別の要件を示します。
Sun
ONE Studio 5 update 1, Standard Edition |
Solaris[tm] 9 オペレーティングシステム、SPARC® 版
Solaris[tm] 8 オペレーティングシステム、SPARC® 版
|
Windows 2000、Windows XP
Professional |
Linux RedHat
7.2 |
Solaris[tm] 9 オペレーティングシステム、x86 版 |
ハードウェアシステム |
最小 |
UltraSPARC II
450 MHz
Ultra 60
|
Pentium
III
500 MHz
|
Pentium
III
500 MHz |
Pentium
III
500 MHz |
ハードウェアシステム |
推奨 |
UltraSPARC III
750 MHz
SunBlade 1000
|
Pentium III
1 GHz
|
Pentium III
1 GHz
|
Pentium III
1 GHz |
メモリー (RAM) |
最小 |
512M バイト |
512M バイト |
512M バイト |
512M バイト |
メモリー (RAM) |
推奨 |
1G バイト |
768M バイト |
768M バイト |
768M バイト |
インストールに必要なディスクの空き容量 |
|
Sun ONE Studio 5 のみ
150M バイト
Sun ONE Studio 5 および Sun ONE Application
Server 7
550M バイト
|
Sun ONE Studio 5 のみ
150M バイト
Sun ONE Studio 5 および Sun ONE Application
Server 7
450M バイト
|
Sun ONE Studio 5 のみ
150M バイト
Sun ONE Studio 5 および Sun ONE Application
Server 7
485M バイト
|
Sun ONE Studio 5 のみ
150M バイト
|
|
E. オペレーティングシステム、サーバー、データベース、ORB、バージョン管理システム
Sun ONE Studio 5, Standard Edition がサポートするオペレーティングシステム、サーバー、データベース、ORB、バージョン管理システムは次の表のとおりです。
# |
オペレーティングシステム |
アプリケーションサーバー |
Web サーバー |
Web ブラウザ |
VCS |
データベースサーバー、JDBC ドライバ、ORBs |
1
|
Win2000 SP3 |
Sun ONE AS 7, SE、BEA WebLogic 6.1 SP4/7.0 SP2 |
Sun ONE Application Server 7 Update 1, SE、Tomcat
4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー |
Netscape
7.02
Internet Explorer 6 |
VSS 6.0、
CVS 1.11, ClearCase V2002 u2 |
Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9
MS SQLServer 2000、JDBC-ODBC bridge/SQL Server 2000 ODBC ドライバ
Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ
DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ
VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2,
ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB |
2
|
Windows XP Professional SP1 |
Sun ONE AS 7, SE, BEA
WebLogic 6.1 SP4/7.0 SP2 |
Sun ONE Application Server 7 Update 1,SE, Tomcat
4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー |
Netscape
7.02
Internet Explorer 6 |
VSS 6.0、
CVS 1.11、ClearCase V2002 u2
|
Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9
MS SQLServer 2000、JDBC-ODBC bridge/SQL Server 2000 ODBC ドライバ
Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ
DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ
VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2、
ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB
|
3
|
Linux RedHat 7.2 |
Sun ONE AS 7, SE BEA WebLogic 6.1 SP4/7.0 SP2 |
Sun ONE Application Server 7 Update 1,, SE、Tomcat
4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー |
Netscape
7.02 |
CVS 1.11, ClearCase V2002 u2, |
Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9
Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ
DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ
VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2、
ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB
|
4
|
Solaris 9 SPARC® (32/64 ビット) |
Sun ONE AS 7, SE、BEA WebLogic 6.1 SP2/7.0
SP2 |
Sun ONE Application Server 7 Update 1, SE, Tomcat
4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー |
Netscape
7.02 |
CVS 1.11、ClearCase V2002 u2 |
Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9
Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ
DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ
VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2、
ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB
|
5
|
Solaris 8 SPARC® (32/64 ビット) |
Sun ONE AS 7, SE、BEA WebLogic 6.1 SP2/7.0
SP2 |
Sun ONE Application Server 7 Update 1, SE、Tomcat 4.1 内部サーバー、TomCat
4.0.6 外部サーバー |
Netscape
7.02 |
CVS 1.11、ClearCase V2002 u2 |
Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9
Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ
DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ
VisiBroker 3.4、VisiBroker 4.0、Orbix 2000 for Java、OrbixWeb 3.2、
ORBacus 4.0.4、J2SE 1.4 ORB、J2EE 1.2 ORB
|
6
| Solaris 9 x86 |
BEA WebLogic 6.1 SP2/7.0 SP2 |
Tomcat 4.1 内部サーバー、TomCat 4.0.6 外部サーバー |
Netscape 7.02 |
CVS 1.11 |
Oracle 9i/JDBC Thin ドライバ 9
Pointbase 4.2 Network Edition/Pointbase JDBC ドライバ
DB2 8.1 用 IBM DB2 8.1/JDBC Thin ドライバ J2SE 1.4 ORB
(Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition
(Solaris 9 x86 プラットフォーム版) の制限事項を参照のこと)
|
F. プラットフォーム
注: Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition ソフトウェアには、J2SE SDK バージョン 1.4.1_02 以上が必要です。
-
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition は、以下のプラットフォームでテスト済みです。
-
- Win2000 SP3
- Windows XP Professional SP1
- Linux RedHat 7.2
- Solaris 9 SPARC (32/64 ビット)
- Solaris 8 SPARC (32/64 ビット)
- Solaris 9 x86
マルチユーザープラットフォーム
SunRay サーバー
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のインストールに関する補足情報を提供します。Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のインストール全般に関する情報は、『Sun ONE Studio 5, Standard Edition インストールガイド』を参照してください。このマニュアルは、http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/
で入手できます。インストーラ名の s1s5se
は s1s5u1se
に読み替えてください。
Solaris パッケージ
Solaris システムで、Sun ONE Studio とともに Sun ONE Application Server をインストールする前には、Solaris
システムに次のパッケージがインストールされていることを確認する必要があります。
SUNWpr
version 4.1.2
SUNWtls
version 3.3.2
これらの 2 つのパッケージに関する情報は、次のコマンドで表示できます。
pkginfo -l SUNWpr
pkginfo -l SUNWtls
2 つのパッケージが両方とも存在することが確認できたら、次のパッチがインストールされていることを確認してください。
Solaris 9 の場合 : 114049-03
Solaris 8 の場合 : 114045-02
システムに必要な上記 2 つのパッケージをインストールする手順は、次のとおりです。
-
-
その tar ファイル (nss_nspr.tar) を展開します。
-
スーパーユーザーで次のコマンドを実行します。
# cd <tar ファイルの展開場所>
# pkgadd -d . SUNWpr SUNWtls
パッケージのインストールが完了したら、次のようにしてパッチを適用します。
Solaris 9 の場合: # patchadd -d 114049-03
Solaris 8 の場合: # patchadd -d 114045-02
注: これらのパッチは、Solaris OS のそれぞれのバージョンで固有のものです。必ず、Solaris 9 システムには
114049-03 、Solaris 8 システムには 114045-02 を適用してください。
重要: SUNWpr
および SUNWtls
パッケージがシステムにすでにインストールされている場合は、パッチの適用を行うと次のエラーが表示されることがあります。
ERROR: This patch is incompatible with patch 114045-02
which has already been applied to the system... (このパッチは、システムに適用済みの
114045-02 パッチと互換性がありません)
この場合は、SUNWpr
と SUNWtls
の両パッケージを、pkgrm
コマンドで削除し、前述の手順で再度インストールしなおす必要があります。
『The Sun ONE Application Server 7 Update 1 Installation Guide』(817-2169-10)
の第 2 章「Solaris Patch Requirements」のシステム要件の節で、Solaris パッチに留意しなければならない理由と、SUNWpr
および SUNWtls
パッケージ、Solaris 8 の 114045-02 パッチ、Solaris 9 の 114049-03
パッチの (tar ファイルからの ) インストール方法が記載されています。
注: nss_nspr.tar
ファイルには、 nss_nspr/README.txt
が含まれています。このファイルには、『Sun ONE Application Server 7 Update 1 Installation Guide』の内容と同じ記述が含まれていますが、インストール以外の他の情報については省略しています。
Windows XP へのインストール
Microsoft Windows XP システムで、J2SE 1.4.1_XX を使用してインストールを行うと、以下の例外が発生することがあります。インストールは正しく行われますので、例外を無視してください。
java.lang.NullPointerException
at sun.awt.font.FontDesignMetrics.initMatrixAndMetrics(FontDesignMetrics.java:167)
at sun.awt.font.FontDesignMetrics.(FontDesignMetrics.java:160)
at sun.awt.font.FontDesignMetrics.(FontDesignMetrics.java:145)
at sun.awt.SunToolkit.getFontMetrics(SunToolkit.java:416)
at sun.awt.motif.MToolkit.getFontMetrics(MToolkit.java:331)
at com.installshield.wizard.awt.FlowLabel.paintImpl(FlowLabel.java:537)
at com.installshield.wizard.awt.FlowLabel.paint(FlowLabel.java:594)
...
アンインストール
Sun ONE Application Server を使用している場合は、Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition をアンインストールする前に、必ず Sun ONE Application Server が停止していることを確認してください。
H. モジュールに関する注意事項
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition 製品を構成する個々のモジュールに関する補足情報を提供します。
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition で使用するブラウザ
J2EE EJB ビルダー(EJB 初期化)
RMI、JNDI、CORBA
Web サービス
J2EE Web 層
Sun ONE Application Server
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition で使用するブラウザ
Microsoft Windows プラットフォームで Netscape 7 を使用している場合は、次のようにして Netscape 6 の設定を使用します。
- 「ツール」 -> 「オプション」を選択します。
- 「IDE 構成」-> 「サーバーと外部ツールの設定」-> 「Web ブラウザ」-> 「外部ブラウザ (Windows)」の順に選択します。
- 「DDE サーバー」プロパティを
NETSCAPE6
に設定します。
J2EE EJB ビルダー (EJB 初期化)
EJB メニュー項目 (「追加 生成メソッド」など) を使用して生成メソッドやビジネスメソッドなどのメソッドを EJB に追加する場合は、IDE
は必要なすべてのクラスとインタフェースでそのメソッド宣言を追加します。さらに、EJB インタフェースを直接編集して、新しいメソッドを入力すると、IDE
は関連付けられているメソッド宣言を Bean クラスに追加します。
EJB ウィザードで新しい EJB を作成した後では、「エクスプローラ」ウィンドウで新たに作成された EJB ノードを選択する必要があります。
ただし、EJB にリモートインタフェースがあり、リモートインタフェース Java クラス名が EJB 名と同じ (デフォルト) の場合は、IDE
では、この Java クラスノードが代わりに選択されるようになります。
この EJB ノードは選択されていないため、内部で完全には初期化されません。EJB インタフェースを編集し、新しいメソッドを追加する場合、EJB
が完全に初期化されていないため、IDE は関連付けられたメソッドを Bean クラスに追加しません。
これを解決するためには、EJB が完全に初期化されていることを確認するために、EJB ノードを EJB ウィザードで作成した後に、その EJB
ノードを選択します。
この問題は、EJB をローカルインタフェースだけで作成しているしている場合には起こりません。この場合は作成されるクラスはどれも EJB と同じ名前は持たないためです。
RMI、JNDI、CORBA
これらのモジュールは、Sun ONE Studio のインストーラではインストールされませんが、Sun ONE Studio アップデートセンターからダウンロード
(nbm ファイル) 可能です。
-
Sun[tm] ONE Studio 5, CORBA テクノロジモジュール
-
Sun[tm] ONE Studio 5, JNDI テクノロジモジュール
-
Sun[tm] ONE Studio 5, RMI テクノロジモジュール
Web サービス
再起動時の Tomcat サーバーへの配備の持続性
Web サービスの配備時、Tomcat Web サーバーへの配備は、一時的なディレクトリに対して行われます。このため、IDE の再起動時には持続性がありません。この一時的なディレクトリは、Sun
ONE Studio の終了時に削除されます。
IDE の再起動後にそのアプリケーションを使用する場合は、使用する前にアプリケーションを配備して実行する必要があります。
Web サービス: XML オペレーション
XML オペレーションの機能は、非推奨となっています。
J2EE Web 層
サーバー情報。 Sun ONE Application Server および Tomcat サーバーは、両方ともこのリリースにバンドルされています。Tomcat
サーバーは、Java Web Services Developer Pack (JWSDP) version 1.1 の Apache
Tomcat サーバーから派生したものです。IDE は、Sun ONE Application Server を Web モジュール用のデフォルトのサーバーとして使用します。
Tomcat サーバープラグインと Sun ONE Application Server プラグインの違いは、次のとおりです。
- 「実行」では構築・配備を行わない。 Web モジュール のターゲットサーバーが Sun ONE Application
Server である場合は、IDE は「実行」の操作ではその Web モジュールの構築・配備を行いません。まず「配備」を行なってから、次に Web
モジュールへの変更を反映するために「実行」を行います。また、「実行 (強制再読み込み)」の操作は Sun ONE Application Server
に対して再読み込みを強制するものではありません。
- HTTP モニターの配備を要する。Sun ONE Application Server で HTTP モニターを使用するには、まず
HTTP モニターを配備する必要があります。 この手順については、HTTP モニターのオンラインヘルプの「Web アプリケーション用 HTTP モニターの配備」を参照してください。
- PointBase は Tomcat プラグインでは自動的には統合されない。Web モジュールのターゲットサーバーが
Tomcat サーバーの場合は、その Web モジュールが PointBase データベースにアクセスする際に、データベースドライバを Tomcat
サーブレットコンテナが利用できるようにするために、次のいずれかの操作を行います。
- ドライバを、Web モジュールの WEB-INF/lib ディレクトリにコピーする。
- ドライバを内部 Tomcat サーバーに共有リソースとして追加する場合は、そのドライバを、s1studio-install-directory/jwsdp/common/lib
ディレクトリにコピーする。
なお、このディレクトリ内のファイルは、この IDE に関わるすべてのユーザー間で共有されます。
- ドライバを外部 Tomcat サーバーに共有リソースとして追加する場合は、そのドライバを tomcat-install-directory/common/lib
ディレクトリにコピーする。
IDE で Sun ONE Application Server 7 をインストールした場合、PointBase ドライバは以下のディレクトリ内の
pbclient42RE.jar ファイルに配置されます。
s1studio-install-directory/appserver7/pointbase/client_tools/lib
詳細については、Tomcat プラグインのオンラインヘルプの「Tomcat インストールプロパティの設定」にある、外部実行プロセスに関する説明を参照してください。PointBase
サーバーの起動方法とデータベース接続の設定方法については、『Sun ONE Studio 5, Standard Edition インストールガイド』の「IDE
でのデータベースの使用」を参照してください。
バージョン管理下の Web モジュールのマウントに関する特殊な制限。 Web モジュールソースがバージョン管理システム
(VCS) 内にある場合、初期チェックアウトのため、リポジトリのルートに Web モジュールをマウントする必要があります。マウントしたら、相対マウントポイントを使用して、Web
モジュールのルートに Web モジュールをマウントします。リポジトリのルートに対応するオリジナルの VCS ファイルシステムは、任意でマウント解除することができます。
詳細については、JSP/サーブレットのオンラインヘルプの「Web モジュールでの CVS の使用」を参照してください。
Sun ONE Application Server
Sun ONE Application Server インスタンスの起動に失敗したときは、JMS サービスの起動に失敗している可能性があります。
そのインスタンスに関する詳細を server.log で確認してください。
例 (Linux の場合): /var/opt/SUNWappserver7/domains/domain1/server1/log/server.log
MQ 用のサーバープロセスである Sun ONE MQ ブローカーは、デフォルトでは、 次の場所にそのインスタンスデータを保持しています。
Linux の場合: /var/opt/imq/instances/<ASdomain_name>_<ASinstance_name>
MQ ブローカーは、次のようなインスタンス名になります。
<ASdomain_name>_<ASinstance_name>
インスタンスに関するログは、次の場所に格納されます。
Linux の場合: /var/opt/imq/instances/<ASdomain_name>_<ASinstance_name>/log/log.txt
詳細は、以下の SunSolve の情報 8270 を参照してください。
http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/retrieve.pl?doc=fsunone%2F8270
http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/retrieve.pl?doc=fsunone%2F8270&zone_110=8270%2A%20
I. バグと問題
本リリースに関する既知の問題について説明し、回避策がある場合はその方法を示します。
一般的な IDE の問題
Sun ONE Application Framework 2.1
BEA WebLogic プラグイン
CORBA
インストール
国際化 (I18N)
J2EE アプリケーションクライアント
J2EE アセンブリ
J2EE EJB ビルダー
J2EE Web 層
JUNIT
RMI
Sun ONE Application Server とプラグイン
VCS(VSS, CVS, Clear Case)
関連マニュアルの記述訂正
一般的な IDE の問題
Sun ONE Studio 5, Standard Edition IDE の一般的な問題について以下に示します。
Sun ONE Application Framework 2.1
- 4927794
問題: Linux RedHat 7.2 でデーターソースを作成しても、「エクスプローラ」の「JDBC データソース」ノードに表示されない場合があります。この問題は、Linux 版 JDK または Open API のバグの可能性があります。通常、アプリケーションを作成する場合、データソースの作成は 1 度に行います。
回避策:
この問題が発生しても開発作業に影響しないため、IDE で作業を継続することができます。作成したデータソースを表示する場合は、「JDBC データソース」ノードを右クリックして「フィルダを再表示」を選択してください。または、アプリケーションのマウントを解除し、再マウントしてください。
- 4742714
問題: 主キーフィールドを変更しても、その変更が正しく反映されない場合があります。
更新処理を行う前に、プロパティシートで索引フィールドのキーフィールドの値を True に設定する必要があります。これは、使用方法として今後のリリースでドキュメントに記載されます。
- 4926967
問題: アプリケーションのマウントを解除すると、IDE がハングアップすることがあります。
回避策: IDE のプロセスを強制終了し、IDE を再起動してください。
BEA Web Logic プラグイン
4863921
問題:Linux プラットフォームで Sun ONE Studio 5 IDE と WebLogic 6.1 SP4 を使用すると、 以下の例外が発生することがあります。
Please ensure that libmuxer library is in
:/home/rmv/bea61sp4/wlserver6.1/lib/linux
java.lang.UnsatisfiedLinkError: no muxer in java.library.path
at java.lang.ClassLoader.loadLibrary(ClassLoader.java:1344)
at java.lang.Runtime.loadLibrary0(Runtime.java:744)
at java.lang.System.loadLibrary(System.java:815)
at weblogic.socket.PosixSocketMuxer.(PosixSocketMuxer.java:186)
at java.lang.Class.newInstance0(Native Method)
at java.lang.Class.newInstance(Class.java:232)
at weblogic.socket.SocketMuxer.makeTheMuxer(SocketMuxer.java:192)
at weblogic.socket.SocketMuxer.getMuxer(SocketMuxer.java:144)
at weblogic.t3.srvr.ListenThread.run(ListenThread.java:233)
回避策: WebLogic Server 6.1 ノードの「追加ライブラリパス」に /lib/linux/i686
を追加してください。
CORBA
- 32865
問題: 「クライアントバインドコードをコピー」によって生成されるパスが正しくありません。
以下にその例を示します。
- エクスプローラの「実行時」タブで、「CORBA ネームサービス」ノードでコンテキストをバインドし、作成されたノードで「a」という名前のコンテキストと「b」という名前のオブジェクトをバインドします。
- オブジェクト「b」を右クリックし、「クライアントバインドコードをコピー」を選択します。
- Java ソースにペーストします。次のコードが追加されますが、
String[] client_name_hierarchy = new String
[] {"b", ""};
次のコードが生成されるべきです。
String[] client_name_hierarchy = new String
[] {"a", "", "b", ""};
オブジェクトがコンテキストのルートにバインドされている場合は、以下のコードが生成されます。
String[] client_name_hierarchy = new String
[] {};
回避策: ソースエディタでコードを修正してください。
- 33496
問題: 子 POA の変数を変更しても、変更がソースコードに正しく反映されません。
以下にその例を示します。
- 「CORBA」の「ServerMain」テンプレートを使用して Java ソースファイルを作成します。
- 作成された Java ソースファイルのノードを展開し、「ルートの POA」を選択します。
- 「ルートの POA」ノードのコンテキストメニューから「追加」->「子 POA」を選択し、 子 POA を作成します。
- 作成された子 POA ノードのコンテキストメニューから「追加」->「サーバント」を選択し、 サーバントを作成します。
- 子 POA ノードのコンテキストメニューから「カスタマイズ」または「プロパティ」を選択します。
- 「変数」プロパティの値を変更します。
- ソースエディタでソースファイルを確認します。
- 子 POA の変数は、プロパティ上で変更されているだけです。 変数は、サーバントが作成されるソース行上は変更されていません。 この問題は、子
POA の子のすべての種類で発生します。
インストール
- 4855313
問題: 不適切な JDK を使用してインストーラを起動すると、ダイアログが表示されますが、メッセージが表示されないことがあります。 これは、Solaris
9 プラットフォームでパスの中に
1.4.1_x
よりも以前のバージョンが含まれている場合に発生します。
回避策: ダイアログを最小化してから、リサイズしてください。
国際化 (I18N)
国際化のバグについては、Sun ONE Studio ナレッジベースを参照してください。
J2EE アプリケーションクライアント
- 4859341
問題: クライアントサポートをエクスポート後、クライアント JAR が
ejb_jar
として IDE に表示されてしまいます。
J2EE アセンブリ
- 4863509
問題: アプリケーションと Web モジュールの両方が同じ VCS レポジトリに 格納されていて、作業用ディレクトリ (絶対パス) が異なる場合、
IDE は Web モジュールへのリンクを解決できません。 壊れた Web モジュールノードがアプリケーションノードの下に表示されます。
回避策: アプリケーションノードの下の壊れた Web モジュールノードの コンテキストメニューから「壊れたリンクを修復」を選択し、 必要な Web
モジュールのファイルシステムを指定してください。
J2EE EJB ビルダー
J2EE Web 層
- 23135
問題: Web モジュールが異なるディレクトリに同じ名前をもつ JSP ページを含む場合、 「すべてを構築」コマンドを使用すると、コンパイルエラーが発生します。
この問題の発生原因は、Tomcat の JSP コンパイラが同じパス名を持つ 2 つのサーブレットを 作成することにあります。
回避策: JSP ページをひとつひとつコンパイルするか、IDE 統合モードを「最小限」に設定してください。 「実行時」タブで「サーバーレジストリ」ノードを展開し、適切な
Tomcat インスタンスのノードを選択します。ノードのプロパティシートで、「IDE 統合モード」プロパティを「最小限」に設定します。
- 20384 問題:
タグライブラリ JAR は、関連する Web モジュール内の JSP を解析および実行した 後に
WEB-INF/lib
ディレクトリ内に置き換えることはできません。 これは、JSP パーサー、コンパイラ、実行プログラムなどが WEB-INF/lib
ディレクトリ内のタグライブラリ JAR に対するポインタを保持しているためです。 タグライブラリ JAR を置換した場合、Windows システムでは
JAR を削除できないことがあり 「ファイルを削除できません」という例外が発生します。 Solaris では JAR の削除はできますが、新しい
JAR に置き換えてもコンパイラは 古い JAR を参照しようとします。JAR を置換し正しく動作させるためには、 IDE を再起動する必要があります。
回避策: タグライブラリの開発にあたって、TLD やタグハンドラクラスを直接参照するようにし、 開発が完了した時点で JAR ファイルにパッケージ化するようにします。
- タグライブラリを
WEB-INF/lib
ディレクトリに作成し、すべての開発をそこで行います。
- タグハンドラ生成ルートを Web モジュールの
WEB-INF/classes
ディレクトリに設定します。
- JSP ページからタグライブラリを使用するには、taglib URI で
/WEB-INF/lib/mytaglib.tld
を直接参照するか、タグライブラリエントリとあわせて開発記述子にエイリアスを設定します。
- 26420
問題: Web アプリケーションをテストまたはデバッグするとき、 例外 (
org.apache.jasper.JasperException
または javax.servlet.ServletException: duplicate class definition
)
が発生する場合があります。例外は、サーバーログファイルと Web ブラウザの 一方または両方に表示されます。このバグは、Tomcat の 6907 問題
に起因します。
回避策: Tomcat Web サーバーを再起動します。
- 28004
問題: JSP の <% 及び %> タグの間に設定されたブレークポイントは、 サーブレットの正しい行に対応づけられません。
部分的回避策: コード中に、<% および %> を使用しないでください。 この場合、どこにブレークポイントを設定しても正しく対応づけられます。
ただし、終了タグとブロックを閉じるタグの間の行にブレークポイントを設定した場合、 ブレークポイントは、JSP の <% 行に対応するサーブレット行に対応づけられます。
- 31924
問題: Linux 上で IDE を起動している場合、タグライブラリに日本語が含まれていると、 タグライブラリが正しく生成されません。
- 29657
問題: AWT/Swing クラス (例:
com.foo.bar.mytaghandlers.TextArea
) と同じクラス名
(パッケージ名を除く) を持つタグハンドラを含む Web モジュールは、コンパイルできません。
回避策: 以下のいずれか一つを行います。
- Tomcat サーバーを使用している場合、IDE 統合モードを最小限に設定します。 「実行時」タブで、「サーバーレジストリ」ノードを展開し適切な
Tomcat インスタンスの ノードを選択します。「IDE 統合モード」プロパティを「最小限」に設定します。
- J2SE SDK を 1.4.2 に更新します。
- 24443
問題: サーブレットをデバッグ中に、使用中のブラウザの再表示を連続して数回行うと、 例外が発生することがあります。
回避策: 例外が発生した場合は、デバッグを再開する前に、Web サーバーを再起動してください。
- 31573
問題: JAR ファイルの JSP ページにアクセスし、JSP ページが JAR ファイルの変更に 依存している場合、不正な LOC ヘッダー (不正な署名)
例外が発生する可能性があります。
回避策: Java クラスを JAR ファイルに変換するより、WEB-INF/classes
ディレクトリで、 Java
クラスを開発するようにしてください。このことが不可能な場合や望ましくない場合は、 IDE を再起動してください。
- 4840628
問題: Solaris オペレーテング環境で、 ClearCase ファイルシステムとしてマウントされている有効な Web モジュールの配備に失敗し、IDE
は
.../web.war
がファイルではないことを示す「配備に失敗」ダイアログを表示します。
回避策: 以下のいずれか一つを行います。
- IDE と同じビューでアプリケーションサーバーを起動します。例:
cleartool setview
viewname
asadmin start-appserv
- 展開されたパスをファイルシステムとしてマウントします。例:
cleartool setview
viewname
/view/
viewname/path
- 4861999
問題: NFS 上にあるユーザーディレクトリが、Web モジュールの配備失敗の原因になる ことがあります。
回避策: この問題が発生した場合は、「-userdir
local-directory」 オプションを指定して
IDE を起動してください。
JUNIT
RMI
Sun ONE Application Server とプラグイン
- エクスプローラの「実行時」タブで「サーバーレジストリ」ノードを展開します。
- Sun ONE Application Server 7 の「配備されているアプリケーション」ノードを展開します。
- アプリケーションを右クリックし、「配備の取り消し」を選択します。
VCS(VSS, CVS, ClearCase)
- 33132
問題: 「ファイルシステムを Web モジュールに変換」コマンドを実行し、Web モジュールを ClearCase に追加すると、一部のノードが
Local
と表示される場合があります。
回避策: Web モジュールノードを右クリックし、「ClearCase
」->「再表示」を選択します。
- 33551
問題: Sun ONE Studio 5 は、組み込み CVS クライアントをサポートしていません。
IDE のオンラインヘルプには、組み込み CVS クライアントの使用についての記述がありますが、 このリリースでは使用できません。 組み込み
CVS ファイルシステムを含むインポートされたプロジェクトは使用できますが、 組み込み CVS ファイルシステムを新規にマウントすることはできません。
新しいプロジェクトの場合、汎用 VCS ファイルシステムを使用して自分の CVS ディレクトリをマウントします。 CVS ディレクトリを汎用
VCS ファイルシステムとしてマウントしようとすると、 システムに CVS 実行可能ファイルがインストールされていない場合、次のようなエラーメッセージが出力されます。
"cvs" is not recognized as an internal or external command,
operable program, or batch file.
回避策: http://www.cvshome.org/
から CVS をダウンロードし、インストールしてください。 CVS ディレクトリをマウントするには、汎用 VCS の新規ウィザードを使用します。
- 「バージョン管理」->「バージョン管理をマウント」->「汎用 VCS」を選択します。
- 汎用 VCS の新規ウィザードの最初のページで、「<プロファイルを選択>」コンボボックスから「CVS」を選択します。
- 「CVS 実行可能ファイル」フィールドに、CVS 実行可能ファイルのパスを設定します。 PATH 環境変数に CVS 実行可能ファイルへのパスが含まれている場合は、
「CVS 実行可能ファイル」フィールドには
cvs
(Linux または Unix の場合) または cvs.exe
(Windows の場合) を設定することに注意してください。
- 32186
問題: Microsoft Windows システム上で、ユーザーディレクトリ名に空白が含まれていると、 汎用 VCS ファイルシステム上で commit
コマンドを実行した後に、
Wincat.bat
ノードが「エクスプローラ」に表示されます。
回避策: このノードによる影響はありませんので、無視してください。または、 ファイルシステムの再表示を実行してノードを削除してください。
- 33474
問題: 大きな VCS ファイルシステムのマウントを行うと、IDE の動作が遅くなります。 これは、解析データベースを更新する処理が、システムリソースを消費するために発生します。
回避策: パフォーマンスを改善するために、解析データベースの更新処理を無効にすることができます。
- 「ツール」->「オプション」->「編集」->「エディタの設定」->「Java エディタ」->「上級」プロパティ
->「マウント後にコード補完データベースを更新」 を選択します。
- プロパティを「常にしない」に設定します。
Web サービス
- 4791482
問題: Web サービスを配備中に以下の例外が発生することがあります。
javax.servlet.jsp.JspTagException: Error in custom tag (getSetComposite)
in
getSetComposite_handler: Error calling service method: Internal Server
Error
(serialization error: no serializer is registered for (class Utilities.CompositeType,
null))
コレクションを処理する場合、コレクションによって返されるクラスを シリアライゼーションクラスとして用意するか、またはクラスを返す別のメソッドを
持つ必要があります。
現在、コレクションの戻りを固定のクラスにマップする方法がないため、 JSP タグ例外が発生することがあります。クラスを認識せずにコレクションの
シリアライズ/デシリアライズを生成する方法はありません。
- 4794440
問題: Web サービスを構築中に以下のエラーが発生することがあります。
invalid type for JAX-RPC structure: java.util.Enumeration
java.util.Enumeration
を返すメソッドから Web サービスオペレーションを作成できません。
Java メソッド中の java.util.Enumeration
はサポートされていません。 JAX-RPC での列挙型のサポートは、XML
列挙型から Java 列挙型へのオペレーションのみです。 その逆はサポートされていません。
- 4800280
問題: 文字列を添付ファイルとして送ることはできません。 文字列を添付ファイルとして送ることは、IDE の JAX-RPC 実装ではサポートされていません。
- 4782125
問題: カテゴリおよび識別子を使用するローカルレジストリの WSDL の照会に失敗します。
IDE で公開された Web サービスに、カテゴリおよび識別子が指定されている場合、 これらのサービスおよび tModel は、関連付けられているカテゴリと識別子を保持しています。
しかし、これらのカテゴリおよび識別子は、ビジネスには適用されません。
新しいクライアントを作成する時に UDDI レジストリを参照する場合、 NAICS または ISO コードベースであれば参照可能です。しかし、これらの値は
IDE によってビジネスに設定できないため、このバグに記述されているような 「111」によるビジネスの照会に失敗します。
- 4782287
問題: IDE は、サービスまたは tModel に設定されている識別子をベースにビジネスを照会したり、 ビジネスに設定されている識別子またはカテゴリ
(IDE からはこれらの設定はできません) を使用して照会する機能をサポートしていません。
- 4789390
問題: Web サービスがファイアウォール内部のサーバで起動されている場合、 入力したプロキシサーバー情報は有効になりません。 Web サービスがファイアウォール外部のサーバーで起動されている場合、
不正なプロキシサーバーを使用してサービスオペレーションを呼び出すと例外が発生し、 正しいプロキシサーバー設定のみが呼び出しを渡すことができます。
プロキシサーバーの機能は、jdk の java.net
パッケージで実装されています。
- 4822421
問題: 名前の衝突があると、クライアントプロキシの生成中に以下のエラーが発生することがあります。
com.sun.forte4j.webdesigner.basecomponent.KomodoException:
the following naming conflicts occurred while generating a web service.
メソッドがオブジェクト (例えば、Restaurant) を返し、別のメソッドが類似のオブジェクト (restaurant) を返す場合にエラーが発生します。
IDE が使用する JAX-RPC RI バージョンが大文字と小文字の違いだけの名前を区別できないためです。
- 4826665
問題: ローカル Web 主体 WSDL からサービスを生成すると、生成されたサービスが多層になります。
(この機能が用意されている) 外部ソースからの WSDL ファイルには、アーキテクチャの概念がありません。 WSDL 機能を使用して
Web サービスを作成する場合、多層 Web サービスを作成するように設計されています。
- 4828115
問題: 添付ファイルを持つ WSDL から生成される EJB と Web サービスが無効になります。
JAX-RPC によってサポートされる MIME 型にマップされる Java の型は、シリアライズできません。 Web サービスが
WSDL から生成される場合、多層 Web サービスは、 オペレーションが実装されている EJB に作成されます。 EJB は、戻り値の型とパラメータがシリアライズであるメソッドを持つ必要があるため、
添付ファイルを持つ WSDL から Web サービスを生成することができません。
- 4828670
問題: WSDL から Web サービスを生成中に以下のエラーが発生することがあります。
error: invalid type for JAX-RPC structure:
InputOutput.DotNet.WebService_Service1_UserClasses.SetGetVoidResponse
要素を持たない複雑な型を持つ WSDL から Web サービスを生成できません。 フィールドのないクラスは、要素を持たない WSDL
フィールドの複雑な型から生成され、 Web サービスファイルの生成に失敗します。
- 4828682
問題: WSDL から生成した Web サービスを配備中に以下のエラーが発生することがあります。
invalid type for JAX-RPC structure:
InputOutput.DotNet.WebService_Service1_UserClasses.SetGetVoidResponse
WSDL が document/literal エンコーディングを持ち、型が JAX-RPC マッピングを持たない場合、 型は自動的に
java.xml.soap.SOAPElement
にマップされます。 この型が、戻り値の型になる場合、Sun
ONE Application Server の EJB コンパイラを使用するためには、 クラスパスに saaj-api.jar
を追加する必要があります。デフォルトでは、 クラスパスに含まれていないため、エラーが発生します。
回避策: Sun ONE Application Server のクラスパスに saaj-api.jar
を追加してください。
- 4828749
問題: 列挙型を持つ WSDL から Web サービスを生成できません。
WSDL が列挙型を持つ場合は、デフォルトコンストラクタを持たないクラスが生成されます。 この結果、Web サービスが生成されるときに妥当性検査に失敗します。
- 4831579
問題: Web サービスの生成中に以下の例外が発生することがあります。
com.sun.forte4j.webdesigner.jaxrpc.GenerateEjbException:
Unable to generate EJB 'WebService_SUN_POC_Service_Request_EJB' null
これには、2 つの状況が考えられます。
(a)「xsd:restriction
」という単純型を持つ WSDL から Web サービスを生成できません。IDE
の JAX-RPC 実装では、列挙型以外の単純型をサポートしていません。
(b) 型名に Java キーワードを持つ WSDL から Web サービスを生成できません。これは、JAX-RPC 実装のバグです。
- 4845971
問題: HTTP を使用して公開した Web サービスの検索に失敗します。
IDE の「新規 Web サービスを UDDI に公開」ウィザードで提供したデフォルトの WSDL URL (<web-service>/<web-service>?wsdl)
は、 Web サービスから WSDL の検索を有効にします。 Web サービスが保護されている場合、正しく認証が行われなければ WSDL URL
からのクライアント生成に失敗します。 IDE から公的にアクセス可能な WSDL URL を UDDI に公開するためには、 公開ウィザードで WSDL
URL を手動で <web-service>/<web-service>.wsdl に変更する必要があります。
- 4821656
問題: WSDL から作成したテストクライアントを実行すると、以下のエラーが発生することがあります。
java.rmi.RemoteException: serialization error: serialization
error:
unexpected null value for literal data; nested exception is:
SOAPElement
にマップされた Char および Byte は、 テストクライアントでサポートされていません。クライアントの開始ページには
サポートされていないことが記載されています。
戻り値の型が anyType
または anyType
の配列である .NET オペレーションの実行は、JAX-RPC
のバグ (#475866) のために失敗します。 JAX-RPC のバグは、JAX-RPC1.0.3 (JWSDP 1.1) で修正されていますが、
Sun ONE Studio は、古いバージョン JWSDP 1.0.01 を使用しています。
- 4823830
問題: セッション Bean の外部のメソッドは、イニシエータとして正しく機能しません。
Sun ONE Studio は、この使用をサポートしていません。 Web サービスの中でステートフルな動作を実装するためにセッション
Bean を使用する場合は、 すべてのステートフルな動作が EJB へ送られるべきです (例えば、セッションライフサイクルの境界は、 同じオブジェクトへ送られるべきです)。
EJB を使用しない場合は、セッションライフサイクルの境界を表すシグネチャも必要です。
- 4825458
問題: WebLogic 7.0 を使用する場合、JSP のコンテンツに日本語を使用できません。 これは、ページ指令の
setContentType
に問題があるためです。
回避策: WebLogic 7.0 を SP1 または SP2 にアップグレードするか、 7.0 に対するパッチ (CR077944_70_GA)
を適用してください。
- 4727371
問題: JSP は以下のエラーを出力し
java.lang.String
の java.util.Calendar
への変換に失敗します。
Can't convert java.lang.String to java.util.Calendar
これは、Sun ONE Studio 5 の制限です。
- 4741049
問題: Windows プラットフォームで長い名前の Web サービスが生成されると、 Sun ONE Studio Application Server
7 への配備に失敗します。
回避策: 絶対パス指定の Web サービス名を短くしてください。
- 4761980
問題: クライアントを Tomcat で実行すると、以下のエラーが発生することがあります。
java.lang.NoClassDefFoundError: javax.xml.transform.Source
IDE を使用するための JDK のバージョンに問題があります。 JDK 1.3.1 を IDE で使用すると、Tomcat は JDK
1.3.1 で起動されます。 しかし、JDK 1.3.1 には、Web サービスをサポートするための JAX-RPC ライブラリ (JDK 1.4
からの新規機能) が含まれていないため、エラーが発生します。
回避策: IDE を JDK 1.4 またはそれ以降のバージョンで起動します。 (注: Oracle プラグインを使用している場合、Oracle
プラグインは JDK 1.3 に依存するためこの方法は使用できません。)
- 4803858
問題: Web サービステストクライアントを Sun ONE Application Server (または、 Java セキュリティポリシーが有効な
WebLogic Server) で実行している場合、 Web サービステストクライアントからプロキシ情報と SSL トラストストアの設定を行うと、
以下の例外が発生することがあります。
回避策: この例外は、使用しているアプリケーションサーバーのセキュリティポリシーが、 関連する Java システムプロパティの更新を許可していないことを示しています。
更新を有効にするには、使用しているアプリケーションサーバーのセキュリティポリシーファイルに、 以下のアクセス権を追加してください。
permission java.util.PropertyPermission "http.proxyHost",
"read,write";
permission java.util.PropertyPermission "http.proxyPort", "read,write";
permission java.util.PropertyPermission "https.proxyHost", "read,write";
permission java.util.PropertyPermission "https.proxyPort", "read,write";
- 4823228
問題: アプリケーションクライアント用のセキュリティコールバックハンドラプロパティが機能しません。
- 4857215
問題: チェックインされた web サービスが参照しているクライアントをチェックインしていない場合、 Web サービスが別の CVS ビューから生成されると例外が発生することがあります。
回避策: Web サービスをチェックイン後、クライアントもチェックインしてください。
java.lang.RuntimeException: RegistryServerSevlet.initializeDB(...):
com.sun.xnode.XNodeException: aborting connection attempt.,
RegistryServerServlet.init(...): connection: 1, Database failed to
connect
at com.sun.registry_server.server.RegistryServerServlet.initializeDB(RegistryServerServlet.java:710)
at com.sun.registry_server.server.RegistryServerServlet.init(RegistryServerServlet.java:93)
内部 UDDI レジストリサーバーが正しく起動されると、 IDE のエクスプローラの上にあるステータスフィールドに 「内部 UDDI レジストリサーバーを起動しました。」というメッセージが表示されます。
この例外は、UDDI レジストリサーバーサーブレットが要求を受け付け可能になっていても、 データベースサーバー Xindice
の準備がまだ整っていない一時的な状態の時に発生します。
- 4803631
問題: Web サービステストクライアントを Sun ONE Application Server (または、 Java セキュリティポリシーが有効な
WebLogic Server) で実行している場合、 入力パラメータを添付ファイルにしてオペレーションをテストすると、 以下の例外が発生することがあります。
org.apache.commons.fileupload.FileUploadException:
java.lang.reflect.InvocationTargetException
at org.apache.commons.fileupload.FileUpload.createItem(FileUpload.java:615)
at org.apache.commons.fileupload.FileUpload.parseRequest(FileUpload.java:474)
at org.apache.commons.fileupload.FileUpload.parseRequest(FileUpload.java:355)
....
この例外は、使用しているアプリケーションサーバーのセキュリティポリシーが、 テストクライアントがクライアントからファイルを Web サーバーにアップロードする時に作成する、
一時ファイルの削除を許可していないことを示しています。 削除を有効にするには、使用しているアプリケーションサーバーのセキュリティポリシーファイルに、
以下のアクセス権を追加してください。
permission java.io.FilePermission "<>", "read,write,delete";
- 4825743
問題: 既知の JAXM 問題 (#4763995) のため、添付ファイルを持つ Web サービスを Web コンテナに配備し、 それからそのテストクライアントを同じ
Web コンテナに配備すると以下の例外が発生します。
java.lang.Error: DataContentHandlerFactory already defined
at javax.activation.DataHandler.setDataContentHandlerFactory(DataHandler.java:628)
at com.sun.xml.messaging.saaj.soap.AttachmentPartImpl.(AttachmentPartImpl.java:35)
at com.sun.xml.messaging.saaj.soap.MessageImpl.createAttachmentPart(MessageImpl.java:305)
回避策: 添付ファイルを持つ Web サービスをそのテストクライアントと一緒に配備してください。
-
4850758
問題: WebLogic614 で JSP が動作しないことがあります。
Sun ONE Studio が生成する Web サービステストクライアントは JSTL 1.0.1 を使用します。 JSTL 1.0.1
は、Java Web Services Developer Pack 1.0.1 に含まれています。 BEA WebLogic614 は、JSP
1.2 仕様を完全にサポートしていないため、JSTL 1.0.1 は WebLogic614 では動作しません。
回避策: WebLogic614 上で Web サービステストクライアントを実行するには、 以下の2つのいずれかの方法を行ってください。
- 生成された JSP (
_TAGLIB.jsp
) を編集し、JSTL tld と tag へのすべての参照を削除します。
<ide-install-dir>/bin/ide.cfg
を編集し、オプション -J-Dwsdl.taglib=false
を追加し、IDE を再起動します。
これにより、IDE は JSTL を使用しない古いバージョンの Web サービステストクライアントジェネレータを使用します。 古いバージョンのテストクライアントでは、セキュリティ保護された
Web サービストとアタッチメントを持つ Web サービスのテストはサポートされません。
- 4855196
問題: デフォルトクライアントを持たない Web サービスを作成し、Web サービスを ClearCase へチェックインし、 Web サービスを
J2EE アプリケーションに追加します。J2EE アプリケーションを配備して実行する (または、Web 主体のノードから Web サービスを配備して実行する)
と、 デフォルトクライアントがないという警告が表示され、それを作成するかどうかを尋ねられます。 作成すると答えた場合、Web サービスをチェックアウトするかどうかを尋ねられます。
チェックアウトすると答えた場合、IDE はクライアントを作成して配備を試みますが、 例外のために失敗します。
回避策: Web サービスを再度配備して実行してください。この時点で、Web サービスは、 正しくチェックアウトされます。
関連マニュアルの記述訂正
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の製品 CD (日本語) に含まれている『Sun ONE Application Framework チュートリアル』の内容に一部誤りがあります。以下の正しい内容に読み替えてください。
なお、正しい内容が記載されているマニュアルは、
http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/
または http://docs.sun.com/
から入手可能です。
- 37 ページ
(誤) <studio-install-dir>/appserver7/pointbase/server/lib/pbserver42RE.jar
(正) <studio-install-dir>/appserver7/pointbase/client_tools/lib/pbclient42RE.jar
- 37 ページ
(誤) web-inf/lib
(正) WEB-INF/lib
- 47 ページ
(誤) PointBase クライアントライブラリ JAR ファイル (pbserver42RE.jar
)
(正) PointBase クライアントライブラリ JAR ファイル (pbclient42RE.jar
)
- 47 ページ
(誤) <studio-install-dir>/appserver7/pointbase/server/lib
(正) <studio-install-dir>/appserver7/pointbase/client_tools/lib/
J. ユーザー補助機能
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition で利用可能なユーザー補助機能について説明します。
マニュアル
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のマニュアル類は、ユーザー補助機能を持つ形式で提供しています (一部の機能は英語版でのみの提供となります)。これらのマニュアル類には、docs.sun.com
の Web サイトで提供される Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のプログラミングガイド、インストールガイド、チュートリアルも含まれます。
オンラインヘルプマニュアル
IDE は、製品について理解しやすくするために、また製品を快適に使用するために多くのユーザー補助機能を備えています。各機能は以下のとおりです。
- ニーモニックとキーボードショートカット
- カスタマイズ可能なフォント
- カスタマイズ可能な色
- カスタマイズ可能なツールバー
- カスタマイズ可能なスタイルシート
IDE のユーザー補助機能については、オンラインヘルプを表示して、目次の「ユーザー補助機能」の項目をクリックしてください。
ユーザー補助機能 - HTML ドキュメントのスタイルシートの変更
以下は、スタイルシートの変更方法に関するオンラインヘルプの補足情報です。
ほとんどのヘルプセットは、 modules/docs/locale/usersguide_ja.jar
に格納されているスタイルシートを使用しています。
このため、このスタイルシートを変更すると、大部分のヘルプセットの表示にも変更が反映されます。例外は、データベーススキーマ、およびデータベースエクスプローラモジュールのヘルプセットです。これらは各々、dbschema_ja.jar
および db_ja.jar に格納されているスタイルシートを使用します。
オンラインヘルプのスタイルシートを変更する手順は以下のとおりです。
1. IDE インストールディレクトリで、modules/docs/locale
に移動します。
2. jar
コマンド行ユーティリティを使用して、JAR ファイルを解凍します。
Microsoft Windows と UNIX システムでは、コマンドは次のとおりです。
jar xf jar-file
jar-file には、次のいずれかを使用してください。
usersguide_ja.jar
- Core IDE ヘルプセットのスタイルシート
dbschema_ja.jar
- データベーススキーマのオンラインヘルプ
- db_ja.jar - データベースエクスプローラのオンラインヘルプ
jar コマンドはファイルのコピーを作成し、そのコピーを現在のディレクトリに書き込みます。 ディレクトリ構造は、アーカイブ内のパッケージ構造に従って作成されます。
3. 抽出された階層で、編集するスタイルシートがあるディレクトリに移動します。
- Core IDE ヘルプセット -
org/netbeans/modules/usersguide/ja
- データベーススキーマヘルプセット
- com/sun/forte4j/modules/dbmodel/docs/ja
- データベースエクスプローラヘルプセット
- org/netbeans/modules/db/docs/ja
4. テキストエディタで ide.css
ファイルを開きます。ファイルを編集して保存します。
5. インストールディレクトリ内の modules/docs/locale
に戻って、JAR ファイルを更新します。Microsoft
Windows と UNIX システムでは、コマンドは次のとおりです。
jar ufv jar-file input-file
jar-file には、たとえば usersguide_ja.jar のように元の JAR ファイルの名前を使用します。
input-file には、次のいずれかを使用してください。
- Core IDE ヘルプセットおよびデータベースエクスプローラヘルプセットの場合は
org
- データベーススキーマヘルプセットの場合は
com
Solaris オペレーティング環境
Solaris オペレーティング環境では、ウィンドウのスタイル・マネージャを使用してウィンドウの動作を設定できます。IDE でニーモニックを使用している場合は、ウィンドウの動作は「クリックでウィンドウをアクティブに」を有効にする必要があります。
このオプションを設定しないと、ニーモニックが表示されない場合があります。
K. 関連マニュアル
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition 製品のマニュアル類について説明します。
マニュアル
以下に挙げる Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition のマニュアルは、Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の製品 CD (日本語)、
http://sun.co.jp/software/sundev/jde/documentation/
または http://docs.sun.com/ から入手可能です。
『Sun ONE Studio 5, Standard Edition インストールガイド』
『Sun ONE Studio 5 J2EE アプリケーションチュートリアル』
『Sun ONE Studio 5 Web アプリケーションチュートリアル』
『Java Database Connectivity の使用』
『Web サービスのプログラミング』
『Web コンポーネントのプログラミング』
『Enterprise JavaBeans コンポーネントのプログラミング』
『J2EE アプリケーションのプログラミング』
『Sun ONE Application Framework IDE ガイド』
『Sun ONE Application Framework チュートリアル』
『Sun ONE Application Framework 概要』 (*)
『Sun ONE Application Framework 開発ガイド』 (*)
『Sun ONE Application Framework コンポーネント作成ガイド』 (*)
『Sun ONE Application Framework コンポーネントリファレンスガイド』 (*)
『Sun ONE Application Framework タグライブラリリファレンス』 (*)
注: Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の製品 CD (日本語) には、(*) のマニュアルは含まれていません。
オンラインヘルプ
オンラインヘルプは、IDE のメインウィンドウにある「ヘルプ」メニューから「内容」または「ヘルプセット」を選択してアクセスします。 「ヘルプ」メニューには、Sun
ONE Studio の ホームページや、その他の参考になる URL へのリンクが記載されています。
プログラム例
Sun ONE Studio Developer Resources では、以下の場所でチュートリアルや例を提供しています。 http://forte.sun.com/ffj/documentation/tutorialsandexamples.html
Sun ONE Studio Developer Resources にある例やチュートリアルのサブセットは、IDE で利用可能です。
バグ情報の参照
Sun ONE Studio 5, Standard Edition のバグ情報のほとんどは、次の Java Developer Connection's
Bug Parade で参照することができます。
http://developer.java.sun.com/developer/bugParade/index.jshtml
設定ウィザードでブラウザを選択する
設定ウィザードでは、ドキュメントや、Sun ONE Studio Developer Web Resources などの外部 Web サイトを閲覧するために使用する
HTML ブラウザの種類を選択できます。Netscape や Internet Explorer などのブラウザがすでにインストールされている場合には、「Swing
HTML ブラウザ」ではなく、「外部ブラウザ」を選択してください。Swing HTML ブラウザは、ドキュメントの閲覧用としてのみ設計されており、ほとんどの
Web サイトを正常に表示できません。
アップデートセンター機能を使用すると、IDE を動的に更新できます。アップデートセンターに接続すると、IDE は新しいモジュールの有無と、すでにインストール済みのモジュールについて新しいバージョンの有無を調べます。新しいモジュールやアップデート版のモジュールが見つかった場合、必要なモジュールを自分で選択できます。選択すると、それらのモジュールがダウンロードされ、ユーザーの
IDE にインストールされます。
注: Sun ONE Studio モジュールは、Sun ONE Studio アップデートセンターのフォルダから入手できます。
「アップデートセンターウィザード」では、アップデートセンターからモジュールをインストールしたり、システムにダウンロード済みのモジュール (.nbm
ファイル) をインストールしたりできます。いずれの場合もインストールするモジュールは .nbm
形式です。
Sun ONE Studio アップデートセンターへの接続を選択した場合には、アップデートセンターへのログイン名とパスワードを入力する必要があります。アップデートセンターへのログイン名とパスワードを持っていない場合は、ウィザードで「アカウント保守」ボタンをクリックし、表示される指示に従って操作し、登録します。
ログイン名とパスワードを登録していない場合は、これらのフィールドが空欄のままでも接続できますが、利用できるのは無償のモジュールのみです。更新された他社製モジュールや
Sun ONE Studio モジュールを入手するには登録が必要です。
アップデートセンターはこのログイン名とパスワードを使用し、さまざまな製品やモジュールに対するユーザーのアクセス資格を確認します。IDE は、ユーザーがアップデートセンターに接続すると、HTTP
でログイン名とパスワードを送ります。Developer Resources Web サイトに登録してログイン名とパスワードを取得するときには、いくつか個人的な情報に関する質問がありますが、Sun
からのメール等による連絡を拒否することができます。Sun のプライバシポリシーの詳細については、 http://forte.sun.com/ffj/feedback/sitefaq.html
にある Developer Resources サイトの FAQ を参照してください。
ファイアウォールを通過するようにプロキシを設定する必要がある場合は、アップデートセンターウィザードの最初のページにある「プロキシ構成」をクリックしてください。
アップデートセンターのサーバーに接続しないで IDE のモジュールを更新する方法もあります。
IDE をオフラインで更新するには、次の手順を実行します。
- 更新するモジュールの NBM ファイルを手動でダウンロードします。
- メインウィンドウから「ツール」->「アップデートセンター」を選択します。
- ウィザードの最初のページで、「手動でダウンロードしたモジュール (.nbm ファイル) をインストール」トグルボタンをクリックします。
- ウィザードの指示に従って残りの作業を行います。
デフォルトの設定では、IDE は定期的に、アップデートセンターに接続して新しいアップデートの有無を検査するかどうかをユーザーに尋ねてきます。このプロンプトを表示する周期は変更できます。また、プロンプト自体をまったく表示しないように設定することもできます。
アップデートの検査を促すプロンプトの表示周期を設定するには、次のようにします。
- メインウィンドウで、「ツール」 -> 「オプション」を選択します。
-
「IDE 構成」->「システム」->「アップデートセンター」ノードを選択し、「検査周期」プロパティを設定します。
M. NetBeans[tm] オープンソースプロジェクト
Sun ONE Studio IDE は、http://www.netbeans.org
の NetBeans[tm] オープンソースプロジェクトに基づいています。NetBean は、NetBeans IDE プラットフォームの利用を新しいクリエイティブな方法で促進する、コミュニティベースのプロジェクトです。開発者はだれでも、開発コミュニティによる開発コミュニティのための非常に強力なツールセットの作成を目的として、NetBeans
IDE を拡張し、IDE の基盤であるフレームワークを改良するための活動へ参加することができます。
N. 再配布可能ファイル
この製品には、次の再配布可能なバイナリファイルが付属しています。
persistence-rt.jar
dbschema.jar
xerces.jar
cvslib.jar
TimerBean.jar
AbsoluteLayout.jar
sql.jar
standard.jar
jaxen-full.jar
jstl.jar
saxpath.jar
jato-2_1_0.jar
O. Mobile Edition モジュール
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition には、次の Sun ONE Studio, Mobile Edition モジュールがあります。
- Sun[tm] ONE Studio 5, J2ME[tm] Wireless モジュール
- Sun[tm] ONE Studio 5, RetroGuard 統合モジュール
- Sun[tm] ONE Studio 5, JODE 統合モジュール
- Sun[tm] ONE Studio 5, J2ME[tm] Wireless Toolkit 1.0.4_01 モジュール
Mobile Edition モジュールの概要
Sun ONE Studio 5 の以下の各モジュールの特徴と、バグ情報について説明します。
- J2ME[tm] Wireless モジュール (kjava.nbm)
- J2ME[tm] Wireless Toolkit モジュール (kjava-emulator_xxx.nbm)
- RetroGuard 統合モジュール (kjava-obfuscator-retroguard.nbm)
- JODE 統合モジュール (kjava-obfuscator-jode.nbm)
以降、Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の Sun ONE Studio, Mobile Edition
モジュールを形成するこれらのモジュールを、「Mobile Edition モジュール」と総称します
個々のモジュールを Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition に追加する方法については、Sun ONE Studio 5 Companion CD の me_modules/README_JA.html で説明しています。
Mobile Edition モジュールは、J2ME[tm] プラットフォーム用の CLDC/MIDP アプリケーションの開発をサポートし、効率化することを重点にカスタマイズされています。この
IDE は、J2ME Wireless Toolkit の技術と Sun ONE Studio のプログラミング環境を組み合わせることによって以下を提供しています。
- MIDlet および MIDlet スイートの、統合化されたコンパイル、事前検証、実行。
- JAD ファイルおよび JAR ファイルの自動生成。
- MIDlet の、統合化されたソースレベルのデバッグ。
- J2ME API に対するコード補完。
- プロジェクト単位でデフォルトのコンパイラ/事前検証を事前設定する機能 。
- 統一されたエミュレータインタフェースによる他社製エミュレータ/SDK の統合。
- MIDlet および MIDlet スイートを作成するためのテンプレート。
- デフォルトのエミュレータの統合。
- MIDlet スイートごとにエミュレータを動的に切り替える機能。
- モジュールを追加し、IDE の他の機能を拡張できるアップデートセンターツール。
- Wireless Toolkit のユーティリティにより、アプリケーションのパフォーマンスをテストできます。
J2ME Wireless
Toolkit の詳細については、『J2ME Wireless Toolkit Release Notes』を参照してください。ただし、一部の情報は該当しない場合があります。たとえば、KToolbar
などのツールは Mobile Edition モジュールには組み込まれていません。
Sun ONE Studio 5, J2ME RetroGuard
Integration モジュールによって追加される機能は次のとおりです。
- RetroGuard 難読化ツールのサポート
- RetroGuard 難読化ツールの IDE への統合
Sun ONE Studio 5, JODE 統合モジュールによって追加される機能は次のとおりです。
- JODE 難読化ツールのサポート。JODE 難読化ツールは、Sun ONE Studio 5 Companion CD の me_modules/README_JA.html
ファイルに記載されている、JODE の Web サイトから入手できます。
Mobile Edition モジュールのシステム要件
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition がすでにインストールされている場合は、上記 4 つのモジュールのインストールに、さらに 45M バイトの領域が必要です。
Mobile Edition モジュールは、以下のプラットフォームでテスト済みです。J2ME,
Wireless Toolkit 1.0.4_01 の動作を確認したプラットフォームについても、あわせて説明します。
注: Mobile Edition モジュールがサポートしているプラットフォームと、使用するエミュレータがサポートしているプラットフォームが異なる場合があります。Mobile
Edition モジュールとエミュレータの両方が、使用するプラットフォームをサポートしているかどうか確認してください。
Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition の Sun ONE Studio,
Mobile Edition モジュールは次のプラットフォームでテスト済みです。これらのプラットフォームで使用することを推奨します。
- Microsoft Windows XP Professional SP 1
- Microsoft Windows 2000 Professional system (SP
2)
- Red Hat Linux 7.2
- Solaris 8 オペレーティング環境 (64 ビット、SPARC 版)
- Solaris 9 オペレーティング環境 (64 ビット、SPARC 版)
以下のシステムでは、限られた範囲で動作を確認しています。
- Solaris 8 オペレーティング環境 (32 ビット、SPARC 版)
- Solaris 9 オペレーティング環境 (32 ビット、SPARC 版)
J2ME, Wireless Toolkit, version 1.0.4_01 は、次のプラットフォームでテスト済みです。これらのプラットフォームでのご使用を推奨します。
- Microsoft Windows 2000 システム
次のサポートされていないシステムにおいては、J2ME, Wireless Toolkit, version
1.0.4_01 は、限られた範囲で動作を確認しています。
- Solaris 8 オペレーティング環境
- Red Hat Linux 6.2
- Red Hat Linux 7.1
Mobile Edition のバグと問題
注: 下記のリンクのうち、SunSolve 上に公開されているもの以外は、内容を表示するために Java Developer Connection
へのログインが必要となります。
注: Mobile Edition モジュールは、単一ユーザーで使用するように設計されていました。複数ユーザーが同じ実行可能ファイルを同時にアクセスする場合にエラーが発生する可能性があります。
このため、Windows プラットフォームでは、この Mobile Edition モジュールを複数ユーザーで共有して使用することを推奨しません。
- 4641426
問題:J2ME Wireless Toolkit のバージョン v.1.0.4_01 以前の preverifier、 および一部の他社製品のエミュレータでは、JDK
1.4.0 のクラスをサポートしていません。 J2SE v.1.4 を使用している場合は、事前検証コンパイラのデフォルトは内部コンパイラです。 外部コンパイラを使用する場合、あるいは更新された内部コンパイラをダウンロードする場合は、
Mobile Edition の事前検証コンパイラで外部コンパイラを使うように構成する必要があります。
回避策:「ツール」->「オプション」->「構築」->「コンパイラの種類」を選択します。事前検証コンパイラの Java
コンパイラプロパティフィールドで、メニューから外部コンパイラを選択します。外部コンパイラプロパティフィールドの省略符号ボタン (...) をクリックし、外部コンパイラの引数に
-target 1.1 スイッチを追加します。外部コンパイラプロパティの設定は次のようになります。
{jdk.home}{/}bin{/}javac -target 1.1 {debug info}
{deprec ation} {optimize} {outputdir} {encoding}
{source opt} {bootclasspath.opt}{bootclasspath} -classpath
{filesystems}{:}{classpath} {files} } {classpath}
{files}
- 4636172
問題: MIDlet がスイートの外で実行あるいはデバッグされている場合、実行にアプリケーション記述ファイルは使われず、MIDlet の
getAppProperty()
メソッドは null
を返します。対処方法: MIDlet のデバッグを行う場合に、MIDlet 自体ではなく、その MIDlet
を含む MIDlet スイートをデバッグします。
- 4676586
問題: コンテキストメニューを使用して MIDlet スイートの名前を変更した場合、JAR ファイル URL が変更されないため、 MIDlet
スイートが実行できなくなります。回避策: スイートの JAR URL プロパティを変更します。
- 4666440
問題: JDK 1.4 を J2ME Wireless Toolkit 1.0.4_01 と組み合わせて使用すると、MIDlet のコンストラクタ内部のコードをデバッグできません。
回避策: 最新の J2ME Wireless Toolkit でこの問題が解決されているかどうかを確認するか、別のエミュレータを使用します。あるいは、コンストラクタから
MIDlet のメソッドを呼び出すコードを置き、そのメソッドにブレークポイントを設定します。
- 4721207
問題: 外部ライブラリ (ユーザー定義クラスパスのライブラリ) を持つ MIDlet スイートは、コンパイルできますが、実行できません。回避策:
外部ライブラリを MIDlet スイート JAR ファイルに追加して、実行してください。
- J2ME Wireless Toolkit エミュレータには JDK 1.3.1 あるいはそれ以降の JDK が必要です。IDE
の起動時に -jdkhome スイッチで JDK 1.3.1 あるいは 1.4 を指定している場合で、システムのデフォルト設定が
JDK1.2.1 あるいはそれ以前の場合、エミュレータはプログラムを実行できません。
- J2ME Wireless Toolkit, v. 1.0.4_01 が使用する Windows のレジストリキーは、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Sun
Microsystems, Inc.\J2ME Wireless Toolkit\1.0
です。
P. 日本語版に関する注意事項
一般的な問題
- ダイアログによっては、ニーモニックキーが正しく動作しない箇所があります。
- 以前のリリースの IDE 設定のインポート、または、以前のリリースで作成したプロジェクトのインポートが正しく行われないことがあります。
- オンラインヘルプ中に表示されている URL (http://java.sun.com など) リンクをクリックすると、例外が発生することがあります。
回避策: ブラウザを使用してリンク先を参照してください。
- 4655819、4176141 問題: J2SE 1.4.1_02 (Sun ONE Studio 5 update 1, Standard Edition 推奨バージョン) を使用して IDE を起動した場合、オンラインヘルプの索引を日本語の文字列で検索すると IDE がフリーズします。これは、J2SE 1.4.1 のバグです。
回避策: オンラインヘルプの索引を日本語で検索する場合には、J2SE 1.4.2 を使用して IDE を起動してください。
Sun ONE Application Framework 2.1
- 「Sun ONE Application Framework へようこそ」画面にサンプルアプリケーションの実行方法が記載されていますが、Windows システムでユーザーディレクトリのパス名が長すぎると、コンパイル中にエラーが発生する場合があります。
回避策: 「すべて構築」を再度実行してみてください。まだエラーが発生する場合は、ユーザーディレクトリのパスが短くなるように -userdir
オプションを指定して IDE を起動し直してください。
- JSP で日本語を表示させるには、JSP ファイルのエンコーディングを正しく設定する必要があります。
Application Framework の JSP テンプレートファイルのエンコーディングは、ISO-8859-1 に設定されているため、デフォルト設定のまま JSP ファイルを生成すると、生成される JSP ファイルのエンコーディングは ISO-8859-1 になります。この場合、JSP ファイルを生成した後でエンコーディングを変更することになります。
JSP テンプレートファイルのデフォルト設定を変更すると、設定したエンコーディングを持つ JSP ファイルが生成されるようになります。これにより、JSP ファイルを生成する度に、エンコーディングを変更する必要がなくなります。
デフォルト設定の変更は、Sun ONE Web アプリケーションを新規に作成した後に、以下の手順を行います。
- エクスプローラの「Sun ONE Application Framework」タブで作成したアプリケーションのノードを展開します。
- 「設定と変更」->「デザイン時リソース」->「テンプレート」->「jsp」->「DefaultPage」をダブルクリックします。
- ソースエディタで、「ISO-8859-1」を適切なエンコーディングに変更します。
Windows の場合: | Shift_JIS、windows-31j |
Solaris の場合: | EUC-JP、ISO-2022-JP、UTF-8 |
Linux の場合: | EUC-JP |
- フォームで日本語入力を使用する場合は、入力テキストのエンコーディングを正しく設定する必要があります。以下に、エンコーディング設定の例を示します。この例では、アプリケーションサーブレットの
onBeforeRequest
メソッドを使用して、このアプリケーションが受け取るすべての要求オブジェクトのエンコーディングを設定しています。
- エクスプローラの「Sun ONE Application Framework」タブでアプリケーションのノードを展開します。
- 「アプリケーションクラス」ノードを展開し、<アプリケーション名>
AppServletBase
をダブルクリックします。
- ソースエディタで、
onBeforeRequest
メソッドのコメントを外し、コードを追加し、以下のようにします。
例: エンコーディングが EUC-JP の場合
protected void onBeforeRequest(RequestContext requestContext) throws ServletException {
try {
requestContext.getRequest().setCharacterEncoding("EUC-JP");
}catch(java.io.UnsupportedEncodingException e){
e.printStackTrace();
}
}
- J2SE 1.4.1_XX を使用して IDE を起動した場合、『Sun ONE Application Framework コンポーネント作成ガイド』の例に従いコードの作成を進めても、エラーが発生し最後まで実行できない場合があります。これは、J2SE 1.4.1_XX に問題があるためです。また、この問題は英語版 IDE でも発生します。
回避策: エラーが発生した場合は、J2SE 1.4.2_XX を使用して IDE を起動してください。
JSP
- 34399
問題: Solaris および Linux プラットフォームで、 新規ウィザードのテンプレートを使用して JSP ファイルを生成すると、 JSP
ファイルのエンコーデングは、IDE の起動ロケールに関係なく常に EUC-JP に 設定されます。また、生成された JSP ファイルの page
タグにはエンコーディングの指定がありません。
回避策: 生成された JSP ファイルの「エンコーディング」プロパティおよび page タグの両方に適切なエンコーディングを設定してください。
フォームエディタ
- 33099
問題: フォームエディタオブジェクトを開く際の作業スペースを指定 する「作業スペース」プロパティに、「なし (None)」を設定できません。
JUnit
- 33037
問題: 外部実行またはデバッガ実行を使用してテストを実行すると、実行結果が英語で表示されます。
回避策: 実行結果を日本語で表示するには、エクスプローラで 以下のアーカイブファイルをマウントしてください。
<s1studio-install-dir>/modules/ext/locale/junit-testrunner_ja.jar
バグ送付機能
- バグ送付ウィザードを使用してレポートを送信すると、送信内容がメールで送られてきます。 レポートは UTF-8 エンコーデングを使用していますので、日本語でレポートを送信した場合は、
UTF-8 エンコーディングが表示可能なメールツールでメールをお読みください。 ご使用のメールツールによっては、日本語が正しく表示されない可能性があります。
Sun ONE Application Server プラグイン
Mobile Edition モジュール
- ダイアログによっては、ニーモニックキーが正しく動作しない箇所があります。
- 4708883
問題: (Solaris、Linux のみ) UTF-8 エンコーディングがデフォルトとして使用されている環境で、 事前検証コンパイラが正しく動作しません。
回避策: 他のエンコーディングをデフォルトとして指定してください。
- 4744437
問題: メモリモニタで保存しておいたメモリモニタセッションファイルを開くと 「ファイルが壊れています」というエラーが発生します。 このため、アプリケーションの実行中に保存しておいた情報をあとで確認できません。
回避策: アプリケーションの実行中に、メモリモニタ上で確認してください。