Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedureリモートからクラスタにログインする

Cluster Control Panel (CCP) には、cconsolecrlogincssh、および ctelnet ツール用の起動パッドが用意されています。これらのツールはすべて、指定した一連のノードとの多重ウィンドウ接続を起動するものです。共通ウィンドウへの入力は、これら各ホストウィンドウに送信されます。その結果、クラスタのすべてのノード上でコマンドを同時に実行できます。共通ウィンドウへの入力はホストウィンドウすべてに送信されるので、クラスタのすべてのノード上でコマンドを同時に実行できます。

cconsolecrlogincsshctelnet セッションは、コマンド行から開始することもできます。

デフォルトでは、cconsole ユーティリティーはノードコンソールに対して telnet 接続を使用します。代わりに、コンソールへのセキュアシェル接続を確立するには、cconsole ウィンドウで「オプション」メニューの「SSH の使用」チェックボックスを有効にします。あるいは、ccp または cconsole コマンドを発行するときに、-s オプションを指定します。

詳細は、ccp(1M)cconsole(1M) のマニュアルページを参照してください。

この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短形式もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短形式については、付録 A 「Sun Cluster オブジェクト指向コマンド」を参照してください。

始める前に

クラスタコントロールパネル (CCP) を起動する前に、次の条件を満たしていることを確認します。

  1. Sun Enterprise 10000 サーバー プラットフォームを使用している場合は、System Service Processor (SSP) にログインします。

    1. netcon コマンドを使用して接続します。

    2. 接続が完了したなら、Shift + @ キーを入力してコンソールのロックを解除し、書き込み権を取得します。

  2. 管理コンソールから、CCP 起動パッドを起動します。


    # ccp clustername
    

    CCP 起動パッドが表示されます。

  3. クラスタとの遠隔セッションを開始するには、CCP 起動パッドの該当するアイコン (cconsole、crlogin、cssh、ctelnet) をクリックします。