Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

ProcedureSNMP ホストを有効にしてノード上の SNMP トラップを受信する

この手順では、別のノード上の SNMP ホストを、MIB のトラップ通知を受信するホストのリストに追加する方法を説明します。

この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短形式もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短形式については、付録 A 「Sun Cluster オブジェクト指向コマンド」を参照してください。

  1. スーパーユーザーになるか、RBAC の承認 solaris.cluster.modify を提供する役割になります。

  2. ホストを、別のノード上のコミュニティーの SNMP ホストリストに追加します。


    phys-schost-1# clsnmphost add -c SNMPcommunity [-n node] host
    
    -c SNMPcommunity

    ホスト名とともに使用される SNMP コミュニティー名を指定します。

    ホストを public 以外のコミュニティーに追加する場合は、コミュニティー名 SNMPcommunity を指定してください。add サブコマンドを -c オプションなしで使用すると、このサブコマンドは public をデフォルトのコミュニティー名として使用します。

    指定されたコミュニティー名が存在しない場合、このコマンドはそのコミュニティーを作成します。

    -n node

    クラスタ内の SNMP MIB に対するアクセス権を付与されている SNMP ホストの node の名前を指定します。ノード名またはノード ID を指定できます。このオプションを指定しないと、デフォルトで現在のノードが使用されます。

    host

    クラスタ内の SNMP MIB に対するアクセス権が付与されたホストの名前、IP アドレス、または IPv6 アドレスを指定します。