Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedure共通エージェントコンテナを使用して、サービスまたは管理エージェントのポート番号を変更する

共通エージェントコンテナサービスのデフォルトのポート番号 (6789) が実行中の別のプロセスと衝突する場合、cacaoadm コマンドを使用し、各クラスタノード上で、衝突しているサービスまたは管理エージェントのポート番号を変更できます。

  1. すべてのクラスタ上で 共通エージェントコンテナ 管理デーモンを停止します。


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm stop
    
  2. Sun Java Web Console を停止します。


    # /usr/sbin/sunmcwebserver stop
    
  3. get-param サブコマンドを使用して、共通エージェントコンテナサービスにより現在使用されているポート番号を取得します。


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm get-param parameterName
    

    cacaoadm コマンドを使用して、以下の共通エージェントコンテナサービスのポート番号を変更できます。次のリストは、共通エージェントコンテナで管理できるサービスとエージェント、および対応するパラメータ名の例を示しています。

    JMX コネクタポート

    jmxmp-connector-port

    SNMP ポート

    snmp-adaptor-port

    SNMP トラップポート

    snmp-adaptor-trap-port

    コマンドストリームポート

    commandstream-adaptor-port

  4. ポート番号を変更します。


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm set-param parameterName=parameterValue
    =parameterValue
    
  5. クラスタの各ノード上で手順 4 を繰り返します。

  6. Sun Java Web Console を再起動します。


    # /usr/sbin/sunmcwebserver start
    
  7. すべてのクラスタノード上で 共通エージェントコンテナ 管理デーモンを再起動します。


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm start