デュアルパーティションアップグレードが失敗して、クラスタの状態が次のすべての基準を満たす場合、この手順を実行してください。
1 番目のパーティションのノードがアップグレードされている。
2 番目のパーティションにまだアップグレードされたノードがない。
2 番目のパーティションのノードがクラスタモードでない。
1 番目のパーティションでアップグレードが成功したが、アップグレードを取り消したい場合もこの手順を実行できます。
2 番目のパーティションでアップグレード プロセスが始まったあとに、この手順を実行しないでください。代わりに、「失敗したデュアルパーティションアップグレードからの回復」を実行してください。
開始する前に二次パーティションノードがすべて停止されていることを確認します。一次パーティションノードは、停止するか、または非クラスタモードで実行できます。
すべての手順をスーパーユーザーとして実行します。
2 番目のパーティションの各ノードを非クラスタモードで起動します。
# ok boot -x |
二次パーティションの各ノードで、scinstall -u recover コマンドを実行します。
# /usr/cluster/bin/scinstall -u recover |
このコマンドで元の CCR 情報が復元され、元の /etc/vfstab ファイルが復元され、起動時の変更がなくなります。
2 番目のパーティションの各ノードをクラスタモードで起動します。
# shutdown -g0 -y -i6 |
二次パーティションのノードが起動すると、二次パーティションは古いソフトウェアを元の構成で実行しながら、クラスタデータサービスのサポートを再開します。
元のソフトウェアと構成データをバックアップメディアから一次パーティションのノードに戻します。
1 番目のパーティションの各ノードをクラスタモードで起動します。
# shutdown -g0 -y -i6 |
ノードはもう一度クラスタに参加します。