リソースグループ間のアフィニティーは、複数のリソースグループが同時にオンラインになる可能性があるノードまたはゾーンを制限します。各アフィニティーにおいて、ソースのリソースグループには 1 つまたは複数のターゲットのリソースグループに対するアフィニティーを宣言します。リソースグループ間にアフィニティーを作成するには、ソースの RG_affinities リソースグループプロパティーを次のように設定します。
-p RG_affinities=affinity-list |
ソースリソースグループとターゲットリソースグループ (複数可) の間のアフィニティーのコンマ区切りリストを指定します。リストでは 1 つまたは複数のアフィニティーを指定できます。
リストでは各アフィニティーを次のように指定します。
operator target-rg |
operator と target-rg の間にはスペースを入れてはなりません。
作成しようとしているアフィニティーのタイプを指定します。詳細は、表 2–2を参照してください。
作成しているアフィニティーのターゲットであるリソースグループを指定します。
演算子 |
アフィニティーのタイプ |
効果 |
---|---|---|
+ |
ソースは、できる限り、ターゲットがオンラインである (あるいは、起動している) 1 つまたは複数のノードまたはゾーン上でオンラインになります。つまり、ソースとターゲットは異なるノードまたはゾーン上でオンラインになることもあります。 |
|
++ |
ソースは、ターゲットがオンラインである (あるいは、起動している) 1 つまたは複数のノードまたはゾーン上でのみオンラインになります。つまり、ソースとターゲットは異なるノードまたはゾーン上でオンラインになることはありません。 |
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- |
ソースは、可能であれば、ターゲットがオンラインでない (あるいは、起動していない) 1 つまたは複数のノードまたはゾーン上でオンラインになります。つまり、ソースとターゲットは同じノードまたはゾーン上でオンラインになることもあります。 |
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-- |
ソースは、ターゲットがオンラインでない 1 つまたは複数のノードまたはゾーン上でのみオンラインになります。つまり、ソースとターゲットは同じノードまたはゾーン上でオンラインになることはありません。 |
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+++ |
強い肯定的なアフィニティーと似ていますが、ソースによるフェイルオーバーはターゲットに委任されます。詳細については、「リソースグループのフェイルオーバーまたはスイッチオーバーを委託する」を参照してください。 |
弱いアフィニティは、Nodelist 優先順位より優先されます。
そのほかのリソースグループの現在の状態によっては、任意のノードまたはゾーン上で、強いアフィニティーが成立しないことがあります。このような状況では、アフィニティーのソースであるリソースグループはオフラインのままです。その他のリソースグループの状態が変更され、強いアフィニティーが成立できるようになると、アフィニティーのソースであるリソースグループはオンラインに戻ります。
複数のターゲットリソースグループを持つソースリソースグループに強いアフィニティーを宣言するときは、注意が必要です。宣言されたすべての強いアフィニティーが成立しない場合、ソースリソースグループはオフラインのままになるためです。