『Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)』の「定足数デバイスを削除する」で説明されている手順で、クラスタから定足数サーバー定足数デバイスを削除します。
19 ページの「期限切れの定足数サーバークラスタ情報のクリーンアップ」で説明されている状況が有効である場合のみ、この手順を使用します。クラスタがまだこの定足数サーバーを使用している場合、この手順を実行するとクラスタ定足数に障害が発生します。
定足数サーバーホストでスーパーユーザーになります。
clquorumserver clear コマンドを使用して、構成ファイルをクリーンアップします。
# clquorumserver clear -c clustername -I clusterID quorumserver [-y] |
以前に定足数サーバーを定足数デバイスとして使用していたクラスタの名前です。
クラスタ名を取得するには、クラスタノード上で cluster show を実行します。
クラスタ ID です。
クラスタ ID は 8 桁の 16 進数です。クラスタ ID を取得するには、クラスタノード上で cluster show を実行します。
1 つまたは複数の定足数サーバーの識別子です。
定足数サーバーは、ポート番号かインスタンス名で識別できます。ポート番号は、クラスタノードが定足数サーバーと通信するために使用されます。インスタンス名は、定足数サーバーの構成ファイル /etc/scqsd/scqsd.conf で指定されます。
実行前に確認のプロンプトを表示することなく、clquorumserver clear コマンドに、構成ファイルからクラスタ情報をクリーン アップさせます。
期限切れのクラスタ情報を定足数サーバーから削除したいことが確かである場合のみ、このオプションを使用します。
(省略可能) このサーバーインスタンスでほかに定足数デバイスが構成されていない場合は、定足数サーバーを停止します。
詳細な手順については、「定足数サーバーを停止する」を参照してください。
次の例は、sc-cluster という名前のクラスタについての情報を、ポート 9000 を使用する定足数サーバーから削除します。
# clquorumserver clear -c sc-cluster -I 0x4308D2CF 9000 The quorum server to be unconfigured must have been removed from the cluster. Unconfiguring a valid quorum server could compromise the cluster quorum. Do you want to continue? (yes or no) y |