問題の概要: 実行時リンク環境に /sapmnt/SAPSID/exe パスが含まれていない場合、cleanipc は失敗します。
対処方法: Solaris ルートユーザーとして、/sapmnt/SAPSID/exe パスを ld.config ファイルのデフォルトライブラリに追加します。
32 ビットアプリケーション向けに実行時リンク環境のデフォルトライブラリパスを構成するには、次のコマンドを入力します。
# crle -u -l /sapmnt/SAPSID/exe |
64 ビットアプリケーション向けに実行時リンク環境のデフォルトライブラリパスを構成するには、次のコマンドを入力します。
# crle -64 -u -l /sapmnt/SAPSID/exe |
問題の概要: クラスタ停止の実行時に、ノードの 1 つが UCMMD よりもわずかに早くクラスタから離脱した場合、1 つまたは複数のノード上で UCMMD は再構成に移行する可能性があります。このような場合、UCMMD がリターンステップを実行しようとする間に、シャットダウンによりノード上で rpc.md コマンドが停止します。リターンステップでは、metaclust コマンドは RPC タイムアウトになり、rpc.mdcommd プロセスが見つからないため、エラーによりステップを終了します。このエラーが原因で UCMMD はノードを中止し、ノードがパニックになる場合があります。
対処方法: この問題は無視してもかまいません。ノードがバックアップを起動した場合、以前の再構成でエラーが発生したこととは関係なく、Sun Cluster ソフトウェアはこの状態を検出し、UCMMD の起動を許可します。
問題の概要: Sun Cluster リソース検証は、論理ホスト名または共有アドレスリソースの作成時には、netiflist プロパティーの IPMP グループのホスト名を受け付けません。
対処方法: 論理ホスト名および共有アドレスリソースの作成時に IPMP グループ名を指定する場合は、ノード名の代わりにノード ID を使用してください。