Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)

リソースタイプの登録

リソースタイプは、指定されたタイプのすべてのリソースに適用される共通のプロパティーとコールバックメソッドの仕様を提供します。リソースタイプは、そのタイプのリソースを作成する前に登録する必要があります。リソースタイプの詳細については、第 1 章「Sun Cluster データサービスの計画」を参照してください。

Procedureリソースタイプを登録する


注 –

この手順は、任意のクラスタノードから実行します。


始める前に

登録するリソースタイプに名前が付けられていることを確認します。リソースタイプの名前はデータサービス名の省略型です。Sun Cluster に標準添付されているデータサービスのリソースタイプ名の詳細は、Sun Cluster のリリースノートを参照してください。

  1. クラスタメンバーで、スーパーユーザーになるか、solaris.cluster.modify RBAC の承認を提供する役割になります。

  2. リソースタイプを登録します。


    # clresourcetype register resource-type
    
    resource-type

    追加するリソースタイプの名前を指定します。指定する事前定義済みの名前を判別するには、Sun Cluster のリリースノートを参照してください。

  3. 登録されたリソースタイプを確認します。


    # clresourcetype show
    

例 2–1 リソースタイプの登録

次の例では、Sun Cluster 構成の Sun Java System Web Server アプリケーションを表す SUNW.krb5 リソースタイプを登録します。


# clresourcetype register SUNW.krb5
# clresourcetype show SUNW.krb5

Resource Type:                                  SUNW.krb5
RT_description:                                  HA-Kerberos KDC server for Sun Cluster
RT_version:                                      3.2
API_version:                                     6
RT_basedir:                                      /opt/SUNWsckrb5/bin
Single_instance:                                 False
Proxy:                                           False
Init_nodes:                                      All potential masters
Installed_nodes:                                 <All>
Failover:                                        True
Pkglist:                                         SUNWsckrb5
RT_system:                                       False

次の手順

リソースタイプを登録したあと、リソースグループを作成し、リソースをそのリソースグループに追加できます。詳細は、「リソースグループの作成」を参照してください。

参照

次のマニュアルページを参照してください。