START または STOP メソッドに障害が発生した場合、あるノードまたはゾーンから別のノードまたはゾーンへリソースグループが継続的に切り替わるのを停止するには、そのリソースグループを休止状態にします。リソースグループを休止状態にするには、clresourcegroup quiesce コマンドを実行します。
リソースグループを休止する場合、実行中のリソースメソッドは、完了するまで実行することを許可されます。重大な問題が発生した場合は、ただちにリソースグループを休止する必要がある場合があります。このためには、次のメソッドを終了させる -k コマンドオプションを指定します。
Prenet_start
Start
Monitor_start
Monitor_stop
Stop
Postnet_stop
このコマンドオプションを指定した場合、Init、Fini、Boot、および Update メソッドは終了しません。
ただし、メソッドを終了することによりリソースグループをただちに休止した場合、リソースのいずれかを Start_failed や Stop_failed などのエラー状態のままにしてしまう場合があります。ユーザーは自分自身でこれらのエラー状態を消去する必要があります。
スーパーユーザーになるか、solaris.cluster.modify RBAC の承認を提供する役割になります。
リソースグループを休止します。
# clresourcegroup quiesce resource-group |
スーパーユーザーになるか、solaris.cluster.modify RBAC の承認を提供する役割になります。
ただちにリソースグループを休止します。
# clresourcegroup quiesce -k resource-group |
リソースグループと関連付けられている Prenet_start、Start、Monitor_start、Monitor_stop、Stop、および Postnet_stop メソッドはただちに終了します。リソースグループは休止状態になります。
clresourcegroup quiesce -k コマンドは、指定したリソースグループが休止状態になるまで作業をブロックします。