次の手順では、clresource(1CL) コマンドを使用してこの作業を実行する方法を説明します。ただし、この作業を行うには、clresource コマンドを使用する以外の方法もあります。clresource コマンドを使用する代わりに、Sun Cluster Manager や、clsetup(1CL) コマンドの Resource Group オプションを使用してこの作業を実行することもできます。
クラスタメンバーで、スーパーユーザーになるか、solaris.cluster.modify および solaris.cluster.admin RBAC の承認を提供する役割になります。
ダウングレードするリソースを含むリソースグループをオフラインに切り替えます。
clresourcegroup offline resource-group |
ダウングレードするリソースを含むリソースグループのすべてのリソースを無効にします。
clresource disable -gresource-group + |
ダウングレードするリソースを含むリソースグループの管理を解除します。
clresourcegroup unmanage resource-group |
必要に応じて、ダウングレード先の古いバージョンのリソースタイプを再登録します。
ダウングレード先のバージョンがもう登録されていない場合にのみ、この手順を実行します。ダウングレード先のバージョンがまだ登録されている場合は、この手順を省略します。
clresourcetype register resource-type-name |
ダウングレードするリソースに対して、Type_version プロパティーをダウングレード先の古いバージョンに設定します。
必要に応じて、同じコマンドを使って、同じリソースのその他のプロパティーに適切な値を設定します。
clresource set -p Type_version=old-version resource-todowngrade |
手順 3で無効にしたすべてのリソースを有効にします。
# clresource enable -gresource-group + |
ダウングレードしたリソースを含むリソースグループを管理状態にします。
# clresourcegroup manage resource-group |
ダウングレードしたリソースを含むリソースグループをオンラインにします。
# clresourcegroup online resource-group |