phys-moon から、対話形式の scinstall ユーティリティーを起動します。
phys-moon# scinstall |
scinstall のメインメニューが表示されます。
「新しいクラスタの作成またはクラスタノードの追加」のオプションに対応する番号を入力し、Return キーを押します。
「新しいクラスタとクラスタノード」メニューが表示されます。
「新しいクラスタの作成」というオプションに対応する番号を入力し、Return キーを押します。
「通常」または「カスタム」モードメニューが表示されます。
「通常」のオプションに対応する番号を入力し、Return キーを押します。
メニュープロンプトに従い、次の情報を入力します。
次の表で使用されているアダプタ名はこの例のためだけに任意に選択したものです。
コンポーネント |
説明 |
答を記入する |
---|---|---|
クラスタ名 |
確立するクラスタの名前は何ですか ? |
sccluster |
クラスタノード |
他のノードの名前を列挙します。 |
phys-sun |
クラスタトランスポートアダプタおよびケーブル |
ノードをプライベートインターコネクトに接続する 2 つのクラスタトランスポートアダプタの名前 |
ce0、ce9 |
定足数の構成 |
定足数デバイスの自動選択を無効にしますか ? |
No |
確認 |
sccheck エラー発生時にインストールを中断するかどうか |
No |
scinstall ユーティリティーは、クラスタを構成し、両方のノードを再起動します。このユーティリティーはまた、同じサブネットを使用するクラスタ内のパブリックネットワークアダプタのセットごとに、リンクベースのマルチアダプタ IPMP グループを自動的に作成します。クラスタ内で両方のノードが正常に起動されると、クラスタが確立されます。Sun Cluster のインストール出力は、/var/cluster/logs/install/scinstall.log.N に記録されます。
phys-sun から、ノードと定足数デバイスが正常に構成されていることを確認します。
クラスタが正常に確立された場合は、次のような出力が表示されます。
phys-sun# clquorum list d5 phys-sun phys-moon |