Sun Cluster の概念 (Solaris OS 版)

クラスタインターコネクトに関する FAQ

質問:

Sun Cluster ソフトウェアがサポートするクラスタインターコネクトは何ですか。

回答:

現在のところ、Sun Cluster ソフトウェアは次のクラスタインターコネクトをサポートします。

質問:

「ケーブル」とトランスポート「パス」の違いは何ですか。

回答:

クラスタトランスポートケーブルは、トランスポートアダプタとスイッチを使用して構成されます。ケーブルは、アダプタやスイッチをコンポーネント対コンポーネントとして結合します。クラスタトポロジマネージャーは、利用可能なケーブルを使用し、ノード間にエンドツーエンドのトランスポートパスを構築します。ただし、ケーブルとトランスポートパスが 1 対 1 で対応しているわけではありません。

ケーブルは、管理者によって静的に「有効」または「無効」にされます。ケーブルには、「状態」(有効または無効) はありますが、「ステータス」はありません。無効になっているケーブルは、構成されていないのと同じことです。無効なケーブルをトランスポートパスとして使用することはできません。ケーブルは検査できないため、その状態は不明です。ケーブルの状態を取得するには、cluster status コマンドを使用します。

トランスポートパスは、クラスタトポロジマネージャーによって動的に確立されます。トランスポートパスの「ステータス」はトポロジマネージャーによって決められますが、パスは「オンライン」または「オフライン」のステータスを持つことができます。トランスポートパスのステータスを取得するには、clinterconnect status コマンドを使用します。詳細は、clinterconnect(1CL) のマニュアルページを参照してください。

次のような 2 ノードクラスタがあるとします。これには、4 つのケーブルが使用されています。


node1:adapter0      to switch1, port0
node1:adapter1      to switch2, port0
node2:adapter0      to switch1, port1
node2:adapter1      to switch2, port1

これらの 4 つのケーブルを使用して設定できるトランスポートパスには、次の 2 つがあります。


node1:adapter0      to node2:adapter0
node2:adapter1      to node2:adapter1