クラスタ内の各ノード上で次の手順を実行します。
スーパーユーザーになります。
各クラスタノードの 1 つ以上のローカルデバイス上で状態データベースレプリカを作成します。
使用するスライスを指定するには、デバイス ID 名 (dN) ではなく、物理名 (cNtXdY sZ) を使用してください。
phys-schost# metadb -af slice-1 slice-2 slice-3 |
Solaris Volume Manager ソフトウェアの実行に必要な状態データを保護するには、各ノードごとに少なくとも 3 つの複製を作成します。また、複数のデバイスに複製を配置することによって、いずれかのデバイスに障害が発生した場合に対する保護も提供できます。
詳細については、metadb(1M) のマニュアルページと Solaris Volume Manager のマニュアルを参照してください。
複製を検査します。
phys-schost# metadb |
metadb コマンドは複製の一覧を表示します。
以下に、状態データベースの複製の例を 3 つ示します。各複製は、異なるデバイス上に作成されています。
phys-schost# metadb -af c0t0d0s7 c0t1d0s7 c1t0d0s7 phys-schost# metadb flags first blk block count a u 16 8192 /dev/dsk/c0t0d0s7 a u 16 8192 /dev/dsk/c0t1d0s7 a u 16 8192 /dev/dsk/c1t0d0s7 |
ルートディスク上のファイルシステムをミラー化する場合は、「ルートディスクのミラー化」に進みます。
それ以外の場合は、「クラスタ内でのディスクセットの作成」に進んで、Solaris Volume Manager ディスクセットを作成します。