ソフトウェアのインストールを開始する前に、次の準備作業を行なってください。
クラスタ構成に選択したハードウェアとソフトウェアが現在の Sun Cluster 構成でサポートされていることを確認します。
サポートされるクラスタ構成の最新情報については、Sun の販売代理店にお問い合わせください。
クラスタ構成の計画およびインストール方法を検討する上で参考となる情報を参照します。
『Sun Cluster 3.2 2/08 Release Notes for Solaris OS』 - 制限事項やバグ対策などの最新情報
『Sun Cluster の概要 (Solaris OS 版)』および 『Sun Cluster の概念 (Solaris OS 版)』 - Sun Cluster 製品の概要
『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』 (このマニュアル) - Solaris、Sun Cluster、ボリューム管理ソフトウェアのインストールと構成を行うためのガイドラインと作業手順
『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』 - データサービスの計画ガイドラインとインストールおよび構成手順
関連文書 (Sun 以外の製品の文書も含む) をすべて用意します。
クラスタのインストールを行う場合に参考となるドキュメントを持つ製品の一部を以下に示します。
Solaris OS
Solaris Volume Manager ソフトウェア
Sun StorEdge QFS ソフトウェア
VERITAS Volume Manager
その他のアプリケーション
クラスタ構成の計画を立てます。
クラスタのインストールを綿密に計画します。Solaris および Sun Cluster ソフトウェアのインストールを開始する前に、データサービスおよび他の製品すべてについて必要条件を認識しておく必要があります。計画に不備があった場合、インストールエラーが発生し、Solaris や Sun Cluster ソフトウェアを完全にインストールし直す必要が生じる可能性もあります。
たとえば、Oracle RAC の Oracle Real Application Clusters Guard オプションには、クラスタで使用するホスト名に関する特別な必要条件があります。このような特別な必要条件は Sun Cluster HA for SAP にもあります。Sun Cluster ソフトウェアをインストールした後にホスト名は変更できないため、このような必要条件は Sun Cluster ソフトウェアをインストールする前に調整しておく必要があります。
第 1 章「Sun Cluster 構成の計画」と『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』 に示されている計画のガイドラインを利用して、クラスタのインストールと構成の方法を決定してください。
計画ガイドラインで参照されるクラスタフレームワークおよびデータサービス構成のワークシートに必要事項を記入してください。完成したワークシートは、インストールと構成の作業を行う際に参考情報として利用します。
クラスタ構成に必要なパッチをすべて入手します。
パッチおよびインストール手順の場所については、『Sun Cluster 3.2 2/08 Release Notes for Solaris OS』の「Patches and Required Firmware Levels」を参照してください。
管理コンソールからクラスタノードへの接続にクラスタコントロールパネルソフトウェアを使用する場合は、「クラスタコントロールパネルソフトウェアを管理コンソールにインストールする」に進みます。
それ以外の場合は、使用する Solaris のインストール手順を選択します。
scinstall(1M) ユーティリティを使用して Sun Cluster ソフトウェアを構成する場合は、 「Solaris ソフトウェアをインストールする」に進んで、最初に Solaris ソフトウェアをインストールします。
Solaris と Sun Cluster ソフトウェアを同時にインストールして構成する (JumpStart を使用する方法) 場合は、「Solaris と Sun Cluster ソフトウェアをインストールする (JumpStart)」に進みます。