Sun Cluster 3.2 2/08 ソフトウェアには少なくとも End User Solaris ソフトウェアグループが必要です。ただし、クラスタ構成の他のコンポーネントによっては、独自の Solaris ソフトウェアが必要となる場合があります。どの Solaris ソフトウェアグループをインストールするかを決定する際には、次の点を考慮してください。
サーバー - 使用するサーバーのマニュアルを参照し、Solaris ソフトウェアの必要条件を確認してください。たとえば、Sun EnterpriseTM 10000 サーバーには、Entire Solaris Software Group Plus OEM Support が必要です。
SCI-PCI アダプタ - SPARC ベースのクラスタでのみ使用可能な SCI-PCI アダプタ、または Remote Shared Memory Application Programming Interface (RSMAPI) を使用する場合は、必ず RSMAPI ソフトウェアパッケージ (SUNWrsm と SUNWrsmo。SPARC ベースプラットフォームで Solaris 9 OS を使用する場合は、さらに SUNWrsmx と SUNWrsmox) をインストールしてください。RSMAPI ソフトウェアパッケージは、一部の Solaris ソフトウェアグループのみに含まれます。たとえば、Developer Solaris ソフトウェアグループは、RSMAPI ソフトウェアパッケージを含みますが、End User Solaris ソフトウェアグループは、このパッケージを含みません。
インストールするソフトウェアグループが、RSMAPI ソフトウェアパッケージを含まない場合は、RSMAPI ソフトウェアパッケージを手動でインストールしてから、Sun Cluster ソフトウェアをインストールしてください。手動でソフトウェアパッケージをインストールするには、pkgadd(1M) コマンドを使用します。RSMAPI の使用方法についてはセクション (3RSM) のマニュアルページを参照してください。
追加の Solaris パッケージ - End User Solaris ソフトウェアグループに含まれていないほかの Solaris ソフトウェアパッケージのインストールが必要になる場合があります。Apache HTTP サーバパッケージがその例です。ORACLE® などの Sun 以外のソフトウェアの場合も、追加の Solaris ソフトウェアパッケージが必要になる場合があります。Solaris ソフトウェアの必要条件については、各製品のマニュアルを参照してください。
Solaris ソフトウェアパッケージを手動でインストールしなくてすむようにするには、Entire Solaris Software Group Plus OEM Support をインストールしてください。