クラスタコントロールパネル (CCP) からは、cconsole、crlogin、cssh、および ctelnet の各ツールを起動できます。これらのツールはすべて、指定した一連のノードとの多重ウィンドウ接続を起動するものです。共通ウィンドウへの入力は、これら各ホストウィンドウに送信されます。その結果、クラスタのすべてのノード上でコマンドを同時に実行できます。共通ウィンドウへの入力はホストウィンドウすべてに送信されるので、クラスタのすべてのノード上でコマンドを同時に実行できます。
cconsole、crlogin、cssh、ctelnet セッションは、コマンド行から開始することもできます。
デフォルトでは、cconsole ユーティリティーは telnet を使用してノードコンソールに接続します。代わりにコンソールへの Secure Shell 接続を確立するには、cconsole ウィンドウの「オプション」メニューの「SSH の仕様」チェックボックスをオンにします。または、ccp または cconsole コマンドを実行するときに -s オプションを指定します。
詳細は、ccp(1M) と cconsole(1M) のマニュアルページを参照してください。
この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短形式については、付録 A 「Sun Cluster オブジェクト指向コマンド」を参照してください。
クラスタコントロールパネル (CCP) を起動する前に、次の条件を満たしていることを確認します。
SUNWccon パッケージを管理コンソール上にインストールします。
管理コンソールの PATH 変数に、Sun Cluster ツールのディレクトリ /opt/SUNWcluster/bin と /usr/cluster/bin が含まれることを確認します。ツールのディレクトリには、$CLUSTER_HOME 環境変数を設定することで別の場所を指定できます。
端末集配信装置を使用している場合は、clusters ファイル、serialports ファイル、nsswitch.conf ファイルを構成します。これらのファイルは、/etc 内ファイルまたは NIS/NIS+ データベースのどちらでもかまいません。詳細は、clusters(4)とserialports(4)のマニュアルページを参照してください。