Sun Cluster により、新しいノードをクラスタに追加できるか、およびどのタイプの認証で追加するかを判別できます。パブリックネットワーク上のクラスタに加わる新しいノードを許可したり、新しいノードがクラスタに加わることを拒否したり、クラスタに加わるノードを特定できます。新しいノードは、標準 UNIX または Diffie-Hellman (DES) 認証を使用し、認証することができます。DES 認証を使用して認証する場合、ノードが加わるには、すべての必要な暗号化鍵を構成する必要があります。詳細は、keyserv(1M) および publickey(4) のマニュアルページを参照してください。
この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短形式については、付録 A 「Sun Cluster オブジェクト指向コマンド」を参照してください。
クラスタ内にある任意のノード上でスーパーユーザーになります。
clsetup(1CL) ユーティリティーを起動します。
# clsetup |
メインメニューが表示されます。
クラスタ認証で作業するため、新規ノードのオプションに対応する番号を入力します。
「新規ノード」メニューが表示されます。
メニューから選択を行って、画面の指示に従います。
次に、新しいマシンがクラスタに追加されないようにする、clsetup ユーティリティーから生成された claccess コマンドの例を示します。
# claccess deny -h hostname |
次に、すべての新しいマシンがクラスタに追加されるようにする、clsetup ユーティリティーから生成された claccess コマンドの例を示します。
# claccess allow-all |
次に、単一の新しいマシンがクラスタに追加されるようにする、clsetup ユーティリティーから生成された claccess コマンドの例を示します。
# claccess allow -h hostname |
次に、クラスタに加わる新しいノードの認証を標準 UNIX 認証にリセットする、clsetup ユーティリティーから生成された claccess コマンドの例を示します。
# claccess set -p protocol=sys |
次に、クラスタに加わる新しいノードで DES 認証を使用する、clsetup ユーティリティーから生成された claccess コマンドの例を示します。
# claccess set -p protocol=des |
DES 認証を使用する場合、クラスタにノードが加わるには、すべての必要な暗号化鍵を構成します。詳細については、keyserv(1M) および publickey(4) のマニュアルページを参照してください。