新しいグローバルデバイスを追加するときに、cldevice populate コマンドを実行して手作業でグローバルデバイス名前空間を更新します。
コマンドを実行するノードがクラスタのメンバーでない場合は、cldevice populate コマンドを実行しても無効です。また、/global/.devices/node@ nodeID ファイルシステムがマウントされていない場合も、コマンドは無効になります。
この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短形式については、付録 A 「Sun Cluster オブジェクト指向コマンド」を参照してください。
クラスタの任意のノードで、スーパーユーザーになるか、RBAC の承認 solaris.cluster.modify を提供する役割になります。
クラスタの各ノードで devfsadm(1M) コマンドを実行します。
このコマンドは、すべてのノードで同時に実行できます。
名前空間を再構成します。
# cldevice populate |
ディスクセットの作成に移る前に、各ノードで cldevice populate コマンドが終了しているかを確認します。
ノードの 1 つで cldevice コマンドを実行すると、このコマンドはリモートから自分自身をすべてのノードで呼び出します。 cldevice populate コマンドが処理を終了したかどうかを確認するには、クラスタの各ノードで次のコマンドを実行します。
# ps -ef | grep scgdevs |
次の例に、cldevice populate コマンドを正しく実行することにより生成される出力を示します。
# devfsadm cldevice populate Configuring the /dev/global directory (global devices)... obtaining access to all attached disks reservation program successfully exiting # ps -ef | grep scgdevs |