Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

ProcedureSPARC: デバイスグループにノードを追加する (VERITAS Volume Manager)

この手順では、clsetup ユーティリティーを使用してディスクデバイスグループにノードを追加します。

VxVM デバイスグループにノードを追加するには以下が必要です。

この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短形式については、付録 A 「Sun Cluster オブジェクト指向コマンド」を参照してください。

  1. クラスタの任意のノードで、スーパーユーザーになるか、RBAC の承認 solaris.cluster.read および solaris.cluster.modify を提供する役割になります。

  2. clsetup ユーティリティーを起動します。


    # clsetup
    

    メインメニューが表示されます。

  3. VxVM デバイスグループを使用して作業するには、デバイスグループおよびボリュームのオプションに対応する数を入力します。

    「デバイスグループメニュー」が表示されます。

  4. VxVM デバイスグループにノードを追加するには、VxVM デバイスグループへノードを追加するためのオプションに対応する数を入力します。

    指示に従って、デバイスグループ名とノード名を入力します。

  5. ノードが追加されたことを確認します。

    次のコマンドを実行し、表示される新しいディスクのデバイスグループ情報を確認します。


    # cldevicegroup show devicegroup 
    

例 5–27 SPARC: VERITAS Volume Manager デバイスグループへのノードの追加

次に、clsetup でノード (phys-schost-3) を VxVM デバイスグループ (dg1) に追加する際に生成される scconf コマンドと、その検証手順の例を示します。


# clsetup
 
cldevicegroup add-node -n phys-schost-3 dg1
  
# cldevicegroup show dg1

=== Device Groups === 

Device Group Name:                        dg1
  Type:                                     VxVM
  failback:                                 yes
  Node List:                                phys-schost-1, phys-schost-3
  preferenced:                              no
  numsecondaries:                           1
  diskgroup names:                             dg1