Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedure定足数サーバーに関する情報を表示する

  1. 定足数サーバーの情報を表示するホスト上でスーパーユーザーになります。

    スーパーユーザー以外のユーザーには、solaris.cluster.read RBAC (Role-Based Access Control) の承認が必要です。RBAC 権限プロファイルの詳細については、rbac(5) のマニュアルページを参照してください。

  2. clquorumserver コマンドを使用することで、定足数サーバーの構成情報を表示します。


    # /usr/cluster/bin/clquorumserver show quorumserver
    
    quorumserver

    1 つまたは複数の定足数サーバーを識別します。インスタンス名またはポート番号で定足数サーバーを指定できます。すべての定足数サーバーの構成情報を表示するには、+ オペランドを使用します。


例 6–15 1 つの定足数サーバーの構成の表示

次の例では、ポート 9000 を使用する定足数サーバーの構成情報を表示します。次のコマンドは、定足数デバイスとして構成されている定足数サーバーを持つすべてのあらゆるクラスタの情報を表示します。この情報にはクラスタの名前と ID、およびデバイスの予約鍵と登録鍵のリストが含まれます。

次の例では、クラスタ bastille の ID が 1、2、3、および 4 であるノードが、定足数サーバー上に鍵を登録しています。また、ノード 4 は定足数デバイスの予約を所有しているため、その鍵は予約リストに表示されます。


# /usr/cluster/bin/clquorumserver show 9000

=== Quorum Server on port 9000 ===

   ---  Cluster bastille (id 0x439A2EFB) Reservation ---

   Node ID:                      4
     Reservation key:            0x439a2efb00000004

   ---  Cluster bastille (id 0x439A2EFB) Registrations ---

   Node ID:                      1
     Registration key:           0x439a2efb00000001

   Node ID:                      2
     Registration key:           0x439a2efb00000002

   Node ID:                      3
     Registration key:           0x439a2efb00000003

   Node ID:                      4
     Registration key:           0x439a2efb00000004


例 6–16 複数の定足数サーバーの構成の表示

次の例では、3 つの定足数サーバー qs1qs2、および qs3 の構成情報を表示します。


# /usr/cluster/bin/clquorumserver show qs1 qs2 qs3


例 6–17 動作しているすべての定足数サーバーの構成の表示

次の例では、動作しているすべての定足数サーバーの構成情報を表示します。


# /usr/cluster/bin/clquorumserver show +